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  • 2019/07/29 (月)
  •  令和最初の国政選挙となった参議院議員選挙は、大方の予想どおり自民、公明両党の与党が改選定数124議席の過半数(63議席)を上回ったが、今後の仕事次第では国民の信頼を失墜することもあると肝に銘じておくべき▼自民党現職と野党統一候補の無所属新人など3人が立候補した熊本選挙区は、公示直後から“現職有利”が報じられるなど選挙戦は低調ムードで推移し、それを裏付けるように県の投票率は前回(平成28年)より4.23ポイント下回る47.23%と過去最低▼人吉球磨でも選挙の話題はほとんど聞かれないなど当初から低調で、10市町村とも投票率が低下した。また、各種団体の表立った動きも鈍く、各候補者の公約などを書いたチラシのポスティングが少なかったのも盛り上がりに欠けた一因だ▼今回の選挙で若者を中心に“政治離れ”が顕著になったようにみえる。有権者が投票へ行くように、今後に向けたさまざまな問題点を改善する余地がありそう。そのためにも関心を持ってもらえるような政治を取り戻す必要がある▼国会議員らは「日本の将来を背負っている」という自負があるだろうが、もっと国民の声に耳を傾けるべきではなかろうか。

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