HOME>>瀬音

  • 2019/07/08 (月)
  •  九州南部は、梅雨前線に伴い記録的な大雨に見舞われた。その最中の4日に令和初となる参議院議員選挙が公示された。経済対策や改憲、年金問題などを争点に選挙戦が繰り広げられているが、郡市民の関心は低いようだ▼手元の資料では、過去の参院選熊本選挙区は保守同士、保守対革新の白熱した戦いを繰り広げ、関心も結構高かった。平成10年の選挙は、改選2に対し5人が立候補。自民党、民主党の3人による大混戦となり、民主党新人の本田良一氏と自民党新人の木村仁氏が当選、3選を狙った自民現職の浦田勝氏が涙をのんだ▼同19年(改選1)の熊本選挙区では、民主党新人の松野信夫氏が当選。全国的に比例代表を含めて自民が大幅に議席を減らして大敗、民主党が大きく躍進するなど当時の安倍政権にノーの判断を下した。その後の3回の選挙では自民党の候補が3連勝▼今回は、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持するかどうかが焦点とされている。それを阻止しようと、野党4党は32の改選1人区で候補者を一本化して対抗。その結果に注目▼今後の国政を占うだけに、棄権せず一票を投じてほしい。

トップへもどる