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無医の危機から存続へ 橋口院長が一社法人設立し受託 球磨村診療所(2026/03/23) (2026/03/23)
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4月以降も存続が決まった球磨村診療所
 球磨村一勝地にある村唯一の医療機関「球磨村診療所」は、4月から同村が指定管理を委託する公設民営の村立診療所としてスタートを切る。運営を担うのは、現院長が代表理事を務める一般社団法人「球磨村診療所」。
 現在の運営母体である医療法人が年度末で撤退するため存続が不安視されてきた中、橋口治院長(75)が継続に向けて自ら一般社団法人を設立。村議会3月定例会で法人への指定管理委託と関連予算が可決され、同村は無医村の危機を脱した。
 同診療所は村の無医地区解消を目的に、村の単独事業で平成10年12月、JR一勝地駅近くの友尻地区に完成。村が施設を医療法人に無償で貸し付け、同11年1月に医療法人「蘇春堂」が開業した。現在は医療法人「朝日野会」が運営している。
 同年11月に着任した橋口院長は、令和2年7月豪雨後も診療を続けてきたが、法人側は当初、昨年3月での撤退を希望。診療日を縮小する案もあったが、本年度までは従来と同じ診療が継続された。
 法人の撤退時期が迫る中、村は来年度以降の継続に向けて診療所を村営化し、指定管理者による運営を可能とするため、昨年、村議会の議決を経て条例を制定。しかし、4月1日以降の指定管理者の選定が難航していた。

●村民が困らない方法を
 橋口院長は、その状況を見て自ら法人を立ち上げる行動に出た。「このままでは無医村になり、村の人が困られるだろうと。村で診療を続けたい気持ちがあった」と橋口院長。
 令和2年7月豪雨で診療所が被災した時も「もう少し、75歳くらいまでは続けたい。体が大丈夫ならそれ以降でも」と話していた。村営化への転換は「私がここに残る手段」の一つと思っていた。
 災害前は1日40人以上を診療。「災害後は半減か良くて3分の2くらい」―。一方、被災で離村してなお通い続ける患者もいる。朝日野会の撤退が近づく中、患者や村民の不安や存続を望む声と真摯に向き合ってきた。
 同村役場から存続の方法として「院長が一般社団法人を設立し、指定管理者になる方法もある」と聞き、2月中に橋口院長など診療所関係者ら3人を理事に設立。名称には住民が慣れ親しんだ「球磨村診療所」を掲げた。
 橋口院長は3月末で朝日野会を退職。村議会3月定例会で橋口院長が代表理事を務める一般社団法人が指定管理者に指定され、2900万円の指定管理料を含む新年度の一般会計予算も可決した。
 また、朝日野会が所有する診療所内の医療機器は同村へ有償で譲渡し、診療所で引き続き使用可能となる。指定管理期間は令和8年4月1日から5年間。
 専門は消化器内科だが、「4月以降も今までと同じように、できる診療を続けたい」と自身のモットーの「断らない医療」を貫く。
 大岩禎一村長は「地域医療を取り巻く現状が厳しい中、責任も負担も重い決断をしてくださった橋口先生の村や村民を思われる気持ちには感謝しかない。4月以降も診療が継続できるようにと尽力した職員にも感謝しています」と話していた。
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