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熊本県とツムラ 連携強化へ包括協定締結 薬用作物生産通じて地域活性化(2026/07/25) (2026/07/25)
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署名した協定書を持つ木村知事、加藤代表取締役CEO、北口町長(右から)
 熊本県は21日、漢方・生薬製剤を製造販売する(株)ツムラ(東京都)と、あさぎり町を中心に人吉球磨地域で生産される生薬「ミシマサイコ」などの「薬用作物生産を通じた地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。
 熊本県と同社によると、平成20年からミシマサイコの試験栽培に取り組んできたあさぎり町を中心とした人吉球磨地域は現在、国内最大規模のミシマサイコの産地。
 同27年に地域の生産体制強化を目的として、あさぎり薬草合同会社(あさぎり町深田)が設立されたのを機に生産が本格化。人吉球磨地域でのミシマサイコの栽培面積は令和7年度で82.6ヘクタールにまで拡大した。
 ミシマサイコの生産開始から20年となったこともあり今回、熊本県と同社が連携を強化し、薬用作物の生産振興を通じて県内農業の持続的な発展と地域経済の活性化に資する取り組みを進めていくことを目的に、包括連携協定を結ぶことにしたという。
 締結式は同日午後2時45分から県庁本館の知事応接式で行われ、(株)ツムラの加藤照和代表取締役CEOと木村敬知事、立会人としてあさぎり町の北口俊朗町長が出席。
 薬用作物生産の推進や薬用作物の専門的な知識、技術を有する人材の育成・確保、農業担い手の確保・育成などを盛り込んだ協定書に署名した。
 加藤代表取締役CEOは「あさぎり町は国内最大のミシマサイコの生産地として大きな発展を遂げられており、今後は生産品目の多様化を図っていただき生産基盤のさらなる強化につなげていただくことを期待している。今回の連携協定を契機に熊本県における生薬生産が一層、活性化し、安定供給体制の確立や人材育成、担い手の確保、新しい技術の開発などを通じ地域農業や経済の発展に資することを期待している」。
 木村知事は「これまでの20年間に思いをはせながら、きょうがまた新たなスタートラインに立ったという思いで熊本から生薬を安定的に供給させていただきたい。これからも(株)ツムラが長年にわたって培ってこられた技術、知見を球磨地域をフィールドに生かしてもらい好循環を生み出していきたい」。
 北口町長は「あさぎり町で薬草栽培が始まって20年ほどが経過するが、ツムラの指導や支援、生産者の努力により生産量も増えた。今後、さらに伸びしろを感じるので機械の導入などにより省力化や効率化が図られることを期待している。包括協定を機に熊本県内の薬用作物の推進を農業振興、地域振興につなげていければと思っており、私たちも連携し頑張っていきたい」などと述べた。

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