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県立高校あり方検討会 郡内2会場で意見交換(2024/11/20) (2024/11/20)
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郡市で最初に開かれた錦町会場
 地域の人口減少に伴う熊本県立高校の10年先を見据え、方向性を議論する県立高校あり方検討会の地域意見交換会が、5日に球磨中央高校の錦町会場、19日に南稜高校のあさぎり町会場で開かれ、地域とのつながりを密にして定員割れでも魅力ある学校づくりの意見が多く出された。
 検討会は、崇城大学の教授を会長に学識経験者、各種団体関係者、議会・行政関係者、学校教育関係者ら委員18人で構成。県立高校の現状と課題を踏まえ、今後の在り方、取り組みの方向性について検討し、来年度中に提言書を県教育長に提出する。県教育委員会では、来年度中に次期方針案の公表、決定を目指す。
 地域意見交換会は、県立高校がある25カ所で開き、生徒、保護者、教職員、地域住民らの声を検討会の議論に反映する目的。
 県立高校の現状と課題は、中学校卒業予定者数は令和6年が16332人で横ばいの状態。同10年から減少が始まって10年間で4500人減の1万1504人の予測が出ている。
 令和6年度募集定員の学区ごとの1学年学級別によると、球磨地域の人吉高五木分校(1学級)、球磨中央高(4学級)、球磨工業高(5学級)、南稜高(5学級)、人吉高(7学級)の5校22学級のうち、定員割れが6学級の状況だが10年後には半数の11学級になる見込み。
 定員割れの問題として「勉強のモチベーションの低下」「イメージダウンの悪循環」などがあるため、今後の「県立高校50校の維持は困難」とするが、その一方で「高校は地域になくてはならない存在」という相反する課題に直面している。
 あり方検討会では、議論の状況として①募集定員の見直しの考え方②適正規模の考え方③分校化または統廃合の基準について④通学区域、学区外枠の考え方について―の4つの論点が出ている。
 懸念として、郡市でも多良木高校を閉校した「再編統合」があるが、県教育委員会では「現在は小規模でも充実した学びが可能となっている中、県下全域で適正規模を定めるのは無理があるのでは。一律の適正規模を定めないのが望ましいという方向性が出ている」とした。

●夢を探求できる学校に 球磨中央、南稜生も発言
 錦町は同町役場、あさぎり町はポッポー館で開かれ、いずれも生徒、保護者、地域、教職員が出席し、ワークショップ形式で意見を出し合った。
 錦町会場は約90人が出席。球磨中央高校生徒会の1人は「もっと地域の人と高校生が助け合える高校になってほしい。今後の学校生活に生かしたい」と述べた。
 錦町の深水英雄副町長は「規模の大小はあるが5校いずれも残ってほしい。選択肢を地元の子どもに残してほしい。錦町としても地域とのつながりを大事にする取り組みを続けたい」、同校の赤峯達雄校長は「素晴らしい生徒が集うとてもいい学校。生徒の良さは勉強、スポーツができる、できないではない。生徒からいつも未来、夢を感じさせてもらっている。激動の時代が来てもポジティブで良い。そのために大人ができることを共有できた」と話した。
 あさぎり町会場では、約40人が出席。
 地元住民で農業を営む男性は「子どもがワクワクするキャンパススタイルの新しいスタイルの学校がものすごく輝くのでは」、南稜高卒の女性は「10年先を考えるなら小中学生の参加をお願いしたい。ワクワクはそこにある。大人は若者をどう支えるか」。
 3年生の農業クラブ会長の井上夢来さん(18)は「小中学生から将来の夢を見つけて、高校で探求できる学校になれば。高校での青春とはだったり、不登校の生徒が輝ける生活の話題が出た。大人の意見を聞いて、新しい発見は良かった」と述べた。
 あさぎり町教育委員会は「高校で特に大事にしたいのが、子どもの学びの多様なニーズに対応できる高校であってほしい。ネガティブではなくポジティブに人数減でも濃い学びができれば」、石田智雄校長は「現在のこれまでの南稜高校の魅力、特徴に気付きを与えてくれた。今からでも生かせるという新たな視点をいただいた」と話していた。
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