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  • 2019/05/27 (月)
  •  郡市民の中には「人吉市議会の正副議長はなぜ、すんなり決まらないのか」と疑問視する声が多い。残念ながら今回の選出も取材を通して難航すると感じていた▼選挙の結果、議長は予想どおりだったが、副議長は「意外」。最大会派の保守系が一本化できず、もしかすれば波乱も有り得ると思っていた。まさかそれが本当になるとは▼「反主流派による取り込みが功を奏した」という見方が強い裏に、先の市長選挙との絡みや、7月に予定されている参議院議員選挙への思惑など多くの噂を耳にした▼正副議長選のあとに行われた「総務文教」「厚生」「経済建設」の3常任委員会と議会運営委員会の正副委員長ポストも注目したが、委員長は2期1人と3期2人、4期1人、副委員長は5期の最古参のほか、1期目の3人が就任した▼「令和の新時代にふさわしく、市議会に風穴を開けた」ともいえるが、「議会のルールも十分に知らない1期生で大丈夫か」と不安の声も。それを払しょくするための勉強が必要だ▼今後の議会運営にあたっては、副議長選を制した保守系と革新系9人の動向が鍵を握りそうだ。松岡市政2期目の執行部にとっても気掛かりな存在となろう。

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