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  • 2019/05/22 (木)
  •  小学生のころ、中学年になると信号機や横断歩道などがある校内の交通公園で安全な乗り方指導を受け、自転車デビュー▼行動範囲が格段に広がり、高学年になれば憧れの変速ギア付き自転車を店の外から眺める日が続いた。サイクリングという言葉を知ったのはこのころ▼近年、自転車は二酸化炭素を排出しないエコな乗り物として見直され、環境面や健康増進、都市部に至っては交通混雑の緩和などでも注目を集める▼昨年秋、人吉城跡ふるさと歴史の広場を発着とする「日本でもっとも豊かな隠れ里」と銘打ったサイクリングイベントに全国から750人の老若男女が参加。人吉盆地が育んだ景観や食を堪能し、また来たいというリピーター獲得にもつながった▼ガソリン、充電ともに不要、車検もなく、財布にやさしい乗り物とあれば一石二鳥。軽量化が進むロードバイクといわず、なじみの“ママチャリ”でいい、行く先々の風を肌で感じながらのんびり走れば心身のリフレッシュにつながる▼休日は家族で折り畳み自転車をマイカーに積み、観光を楽しむ友人いわく、「一層、その地域が好きになる」らしい。きょう22日は、サイクリングの日。

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