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  • 2019/05/14 (火)
  •  4月の統一地方選により郡市の女性議員が2人増えた。山江村では初誕生し、議会への新風を期待。人吉市は史上最多の3人になった▼政治分野における男女共同参画推進法が成立したのは、ちょうど1年前の5月。少ない女性議員を増やすように政党や政治団体に求めたもの。郡市では自発的、または周囲に推されての立候補だろうが、結果的に趣旨に貢献した形▼当時の県議、市町村議は全国平均で全体の12.5%。郡市10市町村では、合計定数116に対し11人の9.4%だったが、13人、11.2%に。内訳は人吉市とあさぎり町が各3人、相良村と多良木町が各2人、錦町と五木村、山江村が各1人。ゼロの湯前町と球磨村、水上村のうち球磨村は過去に1人が在籍した。女性議員の増加は歓迎すべきことで、次は若者が挑戦する番だろう▼同じく約1年前、地方自治体の予算執行や財務状況をチェックする監査委員のうち、議会選出委員の廃止が可能になったが、郡市での動きはない▼議長、副議長と同様にいわば手当てがあり、人吉市は月額3万3000円。議会構成上の事情もあろうし、市財政への影響も大きくはないから廃止しなくても…ということか。

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