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  • 2019/02/28 (木)
  •  もう45年目に…と思った人吉梅園の梅まつり。ことしは開花が早く、花があるか心配だったが、無用どころか見ごろでよかった▼同梅園は「梅を作ってハワイへ行こう」とハッパをかけたどこぞにならって農業振興、そして観光資源開発へ昭和43年から造成。同48年には梅の実を初収穫し、同50年にまつりを始めた▼発案者の、当時の永田市長は「日本一の折り紙の付いたこの梅園で、一日をゆっくりと楽しんでほしい」と満面の笑みで開会あいさつしたものだ。まつりは隣県からの花見客もいて狙いどおり続くが、収益や農業振興の目論みからは少々外れたのではないか▼それはともかく、郡市の花暦はこのあと、モモ、サクラ、海棠、ツツジ、シャクナゲ、レンゲソウなどと続く。花ある所に人あり。統一地方選の立候補予定者にとっては4月まで、あいさつや支持訴えなどの活動に格好の機会だ▼優れたものを例える「花は桜木、人は武士」という言葉は、一休禅師の狂歌と聞いた。後ろに「柱は檜、魚は鯛、小袖はもみじ、花はみよしの」と続くそうだ▼「県議は…市長は…町村長は…市議は…町村議は…」はない。こっちの作者は住民。次の4年間へ適切な選択を。

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