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  • 2018/04/28 (土)
  •  「チェンジ」。誠によい響きだ。オバマ前大統領の「Yes We Can」だって、変革に向けた過去との決別が真意だった。時代が進む中、変化のない生き方は辛い▼以前、保守と革新の是非を知人と議論した。政治にとらわれず、広義的に経営者の意識も俎上に。彼は伝統を盾に変化を否定、単なる過去作業のループを責任と勘違いする。伝統の所以こそ、時の社会状況に応じたチェンジだったと気づけない▼昨日、朝鮮半島にしばしの春が訪れた。いつミサイルを撃ち込もうかと、一時は真剣に思案した米国。やはり水面下では中国とつながっていたか。情報が米国頼みだったせいか、先を読めなかった日本は現在、蚊帳の外。拉致被害者の救済と安全保障上、現状は極めてまずくチェンジが急務▼時は移ろう。過去への依存は、未知への恐怖とわが身の弱さの表れ、引いては責任の放棄でしかない。固定概念に縛られない独創などの新たな取り組み、未来絵図の描写と行動の必要性は今昔同様だ▼チェンジによるピンチはチャンスである。屁理屈などの御託はもう結構。既存を打破、その一歩が真の変革である。さぁ、怖がらず後退せずに前へ前へ!

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