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  • 2018/04/14 (土)
  •  入進学や異動という、新たなスタートから約2週間が経過。環境への不適合、または慣れ始めの油断から体調を崩しがちなこの時期。あらためて気を落ち着ける頃合だ▼緊張はストレスとなり心身疲労を誘発する。相当なひいき目と前置きし、おすすめの解消法が飲茶。春雨に濡れた新緑を眺めつつ、自らの一服で過ごすほど至福の時はない。無論、急須を使い、無粋なペットボトルは言語道断。うまみの凝縮した一滴を眺める喜び、分かるかな。臍が茶を沸かすということ勿れ▼国政があやしい。流れ次第では解散もあろうか。そして国はもとより来春には市長選も待つ。現職の再出馬は確実だが、その対抗馬の動きが著しい。決して茶を濁すことはなかろうが正々堂々、我執なき市民のための政策論が望ましい▼茶といえば、あと半月で八十八夜。その前には新茶が出る。渋みと“若さ”の変化など、その味わい深さはどことなく選挙の風味とも重複する。番茶も出花、割った茶碗つぎなどと茶化さず、近未来の行く末に大いに参画すべき▼心の病、そうたやすく“お茶の子さいさい”とはいくまい。この週末は“ゆるりの飲茶”、“チャチャチャ”と自らにエールを送ろう。

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