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  • 2026/09/29 (火)
  •  秋を迎え、高校3年生は就職や進学に向けた岐路に立っている。重圧を抱える若者たちを地域で温かく包み込み、支えようとする取り組みが先日、球磨中央高校で開かれた▼それは同校育友会主催の進路激励会。地元の料理人らが受験に「勝つ」と願いを込めた特製チキンカツを振る舞い、保護者らは被災地から仕入れた米を炊き、神前で合格祈願の絵馬を奉納して生徒たちを勇気付けた▼企画の根底にあるのは「故郷の宝であるあなたたちを、保護者だけでなく地域や学校のみんなが応援している」という熱いメッセージ。生徒たちの味方でいてくれる大人たちがいるという事実は、壁に挑む若者にとってかけがえのない原動力となる▼その思いは確かに届いていた。後日、生徒たちから感謝の手紙が料理人や保護者に寄せられた。「一口食べた瞬間に皆さんの思いが詰まっている温かい味だと感じました」「絶対に希望の進路をつかみ取ろうと意気込みを新たにしました」。便箋には手書きで素直な感動と力強い決意がつづられていた▼若者は地域の希望そのもの。故郷からのエールを胸に、彼らが自らの手で未来を切り拓き、大きく羽ばたくことを期待したい。

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