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2026/07/27
(月)
- 「『こめたん』を二つ」。過日、ある酒席の場で聞きなれない言葉を耳にした▼同席していた辛党の友人によると「こめたん」(米炭)とは、米焼酎の炭酸割りのこと。ウイスキーを炭酸水で割る「ハイボール」からの流れをくんだ呼称で、500年の歴史を有する球磨焼酎の一番新しい飲み方だという▼山深い人吉球磨地方に根付く米焼酎の楽しみ方は人それぞれ。その昔は焼酎そのものをストレートで飲む「生」や焼酎を入れた容器を直接火にかけて温める伝統的な飲み方の「直燗」が主流だった。近年は「ロック」に「お湯割り」「ウーロン割り」「水割り」とさまざま。牛乳やコーヒーで割って飲む知人もいる▼先述の友人いわく、「こめたん」という呼称の発祥は多良木町。多くの飲食店やスナックが軒を連ねる多良木町では、若者を中心に広がりを見せる前から“普通”に「『こめたん』を一つ」と注文していたと聞いた▼若者のアルコール離れが叫ばれる昨今。かわいらしい「こめたん」という呼称の新しい飲み方が、27もの焼酎蔵が共存する人吉球磨地方の米焼酎の消費拡大に一役買ってくれることだろう。そんな気がした楽しい酒宴だった。