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  • 2025/12/06 (土)
  •  さすがに猛暑はお断りだが、夏日程度が懐かしく思える冬型の天候が続く。年齢と比例し寒さへの耐力は低下傾向だが、保温下着未体験が自慢のひとつ。この強がり、いつまで続くのやら▼「子どもは風の子元気な子」。江戸時代の国語辞書「諺苑」にある俗諺で「子どもは元気で、寒風の中でも平気で遊びまわるものだ」との意味。「ことわざを知る辞典」(小学館)によれば古くは「童は風の子」といわれ、奈良など各地のわらべ歌で「じじばば火の子」と対にして歌われていたとか▼そういえば郡市の小学校ではそろそろ持久走大会だ。半袖半ズボン姿の児童とは対照的に、声援を送る保護者らはコートにマフラーの完全防寒ぶりが印象深い。今以上に寒さが厳しかった半世紀前、年間半ズボンの児童が表彰されていた気がする。風の子の最たるもの▼ところで冬の寒さも日本人ならでは、四季の“味わい”ながら寒さによる体の冷えは“万病のもと”。経験上、手足の冷えで肩凝りや腰痛、下痢などを発症する。さらに自己免疫力低下もあると聞けば備えは必至。まずは旬の冬野菜鍋に入浴の励行▼ことしは年齢に従い風邪予防を含め、素直に保温下着でも使ってみようかな。

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