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  • 2025/05/13 (火)
  •  5月に入り、少しずつ気温が高くなり始め、各所で“花の女王”と呼ばれるバラが見頃を迎えている。気品のある美しさと優雅な香りは年代を問わず人気を博す▼錦町では英国の風習を取り入れ、個人宅の庭を開放。4月のフジに始まり、バラや庭園、ハーブなど家主が愛情を注いで育てた花々を楽しむことができる。たくさんの人が訪れると自然と笑みがこぼれる▼先日、水俣市で開催中のローズフェスタに足を運んだ。800種類5000株のバラが咲き誇り、植木や苗木の販売コーナーも大盛況。海が一望でき、グラウンドや遊具などがある多目的施設に「地元にもこんな施設があれば…」とうらやましさを感じた▼バラといえば、球磨川のほとりに咲く「ツクシイバラ」が姿を見せ始めた。盗掘などで一時は絶滅の危機にさらされたが、地域住民らの保護活動により数千株まで回復。あす14日は海外の研究者が日本最大級の群生地を訪れるなど注目度は高い▼一般的に「愛」「美」を表すバラ。赤は「愛情」、白は「純潔」、ピンクは「感謝」など色によって異なる意味の花言葉があるそう。母の日に贈れなかったカーネーションに代わり、ピンクのバラを母親へ渡してみようか。

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