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2024/12/10
(火)
- 日に日に寒さが厳しくなり、野生動物たちも食べ物を探しに人里へと来ているようだ。昨日、五木村の取材で夜道を往復する際、シカとアナグマに出会った▼真っ暗な国道445号を社用車で走る。ハイビームの向こう側に大きな何かがいるのに気付き、驚いて停車する。目の前に立派な角を持った雄シカが行き先をふさぐように立ち止まり、こちらを見ていた▼「この角で突進されたら怖いな」と思い、車に衝突された知人の話が脳裏をよぎる。ガードレールが邪魔して道路から出られないようだ。ゆっくりと反対車線から通り抜ける。今度は帰る途中にアナグマの登場。寒いからだろう予想以上に遅い動きで横断して行った▼10年前には九日町通りの商店街に現れた雄シカの捕り物劇があった。銃器は使えないためロケット花火で追い立てながらネットで捕獲。動物愛護の人からの抗議に驚いた▼猟友会は人吉球磨でも高齢化、なり手不足が課題の中、北海道では自治体要請でヒグマを駆除した猟友会の男性が、猟銃所持許可を取り消された札幌高裁判決が波紋を広げている▼これから出没が増えるだろうシカ、イノシシなどの対策に影響が出なければよいがと思う。