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2024/11/27
(水)
- 今週に入り、今季初の氷点下を観測し、ようやく冬らしさを感じるようになった。北から越冬の冬鳥が飛来しているが、心配なのは家畜の伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」▼今季は、先月17日に北海道で1例目が確認された後、新潟、千葉、香川県などで相次ぎ、20日には郡市から近い鹿児島県出水市でも発生。昨日時点で9道県11事例となり、約121羽が殺処分されている▼養鶏場だけでなく野鳥からもウイルスは検出され、出水市のマナヅル、天草市のヒドリガモなど12道県で39事例に上る。農林水産省は、過去最多の発生となった令和4年に匹敵する発生ペースとして警戒を強めている▼熊本県内では、令和3年の南関町以降、発生していないが、いつどこで発生してもおかしくない状況。郡市では今月11日、あさぎり町で関係機関が防疫演習を行い発生時の態勢を確認。21日には、県内100羽以上飼養の農場に消毒命令を出して消石灰を配布。養鶏農家、関係機関ともに気の抜けない冬を迎えている▼われわれも警戒すべきは、インフルエンザや新型コロナなどの感染症。マスクの着用をはじめコロナ禍で学んだ感染対策。師走へ向けて励行を。