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2024/06/29
(土)
- 物事の結果には必ず理由が存在するように、私たちの行動には相応の動機がある。その責を宿命に転嫁せず自らの運命と自認して初めて意識は未来へ向くと信じる▼好天続きで平年より遅れた梅雨入りで気をもめば、入梅以降の雨模様に辟易。そして線状降水帯発生予測で危惧した、昨朝の豪雨も結果は県北の通過だった。二転三転の状況に右往左往の自身の姿が、ＳＮＳや報道で移ろいやすい人心と重なる。物事を捉える意識と思考こそ重要と実感▼思考といえば、かのマザーテレサは自らの行動原理だろうか思考を皮切りに順に言葉、行動、そして習慣、さらに性格、最後は運命が変わると指摘する。決して抗えない宿命とは異なり、自らの素質や能力の活用など後天的努力で変えられる運命▼そういえば昭和のフィクサーで思想家の安岡正篤は、天が与える素質や才能は天命であり、この理解を知命とした。さらに知命をもって縦横無尽に発揮、成果をあげることを立命とも説く。アプローチは異なるがマザーテレサの指摘と酷似する▼運命とは人の意志を超越した善悪吉凶の現象。これも日々の思考と行動次第で変わるとすれば、人生は捨てたもんじゃないなぁ。
