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  • 2024/06/28 (金)
  •  1980年代に起きた空前のバイクブームを知る世代にとって気になったのは、ホンダが排気量50cc以下の原動機付き自転車(原付一種)の生産を2025年11月の新排ガス規制前までに終えるというニュース▼ブーム当時、16歳になれば男子高校生の多くが原付免許を取得。選ぶのに困るほど車種も豊富だったが、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」の“三ない運動”が広がり、ブームは収束した▼それから40年以上経過。電動アシスト自転車などの普及もあり、80年に198万台だった国内出荷台数は昨年9万台にまで減少。ホンダは世界に誇るスーパーカブなど人気車種の生産を継続していたが、新排ガス規制に対応するにはコスト面などで難しいと判断したようだ▼ただ、以前から125、110ccの原付二種にもスーパーカブなどをラインアップ。他社からも新車が発表され近年は充実。これをベースに出力を抑えた新基準原付が検討されているという▼ホンダの国内二輪生産拠点は県内の大津町にあり、郡市には関連企業の工場も。TSMC進出で半導体産業は活気づいているが、新基準原付で二輪業界の活況再来に期待。

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