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  • 2024/05/14 (火)
  •  今や学校生活で運動靴と上履きは必須。ここで昔を語れば年を取ったと妻にツッコまれそうだが話す。昭和生まれの多くは屋外では裸足で過ごし、個人的にも大変心地よかった▼校舎に立ち入れば大抵は上履きを使うが、中にはずっと裸足の強者もいたっけ。けがや雑菌の体内侵入に注意すれば、毛細血管や反応点が集約された足裏への刺激は健康にもよさそう。裸足といえば、体内にたまった有害な静電気の排出や自律神経のバランス調整など、アメリカ発祥の「アーシング」もある▼そういえば岸田首相は以前、辞職した長男秘書官との公邸忘年会時に裸足だった。入室の際には足を洗っただろうが、そもそも「足を洗う」という言葉の意味はインドの修行僧が、托鉢後に泥で汚れた足を洗浄したことに由来する。さらに俗世間の煩悩を洗い清める意味をも含む。果たしてきちんと足は洗えていたか▼人は成功はもちろん失敗などの経験を経て成長する。支持率低迷の同首相。指導力不足は国民の指摘どおりだろうが一度顔を洗って出直してはどうか。派閥政治を完全打破、政治とカネの構造を一変すれば支持率アップは必至▼今のままでは首を洗う必要も出てきそう。

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