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  • 2024/03/27 (水)
  •  今話題の映画といえば「ゴジラ-1.0」だろう。日本映画で初めてアカデミー賞の視覚効果賞に輝いて注目を集め、興行収入は70億円に迫る大ヒット▼70年前に制作された1作目の「ゴジラ」は“特撮の神様”と呼ばれた円谷英二氏が手がけ、着ぐるみやミニチュアなどアナログ的な手法ながら迫力ある映像を創り出していたが、今回の作品はVFXと呼ばれるデジタル合成技術の高さに驚く▼個人的に関心を持ったのは、作品に登場する旧日本海軍の試作戦闘機「震電」。ゼロ戦と違い、プロペラが機体後部にある前翼型と呼ばれる特異な機体。撮影用に実物大模型が作られ、それが福岡県の筑前町立大刀洗平和記念館に展示されていると知り、さらに驚いた▼同館は、修復されたゼロ戦32型、九七式戦闘機の実機展示で有名。「震電」は戦時中、福岡県にあった九州飛行機(株)が製作したことで写真や小さな模型を展示していたが、実物大は迫力が違う。映画人気も相まって来館者は増加傾向▼実物大模型の練習機「赤とんぼ」を展示する錦町の人吉海軍航空基地資料館を含め、南九州の各資料館にも足を伸ばしてもらえるようゴジラの波及効果に期待。

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