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  • 2023/06/30 (金)
  •  きょうで6月も終わり、一年の半分が過ぎた。前半の穢れを祓い、残り半年の無病息災を願って行われる「夏越しの祓い」とともに京都などで食べられるのが、白いういろうに小豆が乗った三角状の和菓子「水無月」▼赤い小豆が魔よけになり、暑い夏を乗り切る清涼感のある和菓子として関西方面で有名。郡市ではなじみが薄いが、湯前町の製菓店では20年以上前から作り続けており、同僚が買ってきたのを初めて目にしその味も知った。以前小欄で触れた節分の「恵方巻き」と同じように郡市でも6月の行事食として広がるかもしれない▼残り半年の無病息災を願う中、疫病の新型コロナは感染症の位置づけが5類に移行し、マスクを外す人も増えてきたが、県内医療機関の定点把握では前週の510件から今週は700件へ増加。周囲でも感染者が出ており油断は禁物▼災害では、令和2年7月豪雨からやがて3年。それ以前は昭和40年の「7・3水害」と、梅雨末期の7月初旬に大水害が起きている。昨日から断続的に降り続く雨。不安定な大気の状態に梅雨前線が南下し、警報級の大雨になる恐れがある。3年前を教訓に今一度、備えと警戒を。

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