HOME>>瀬音

  • 2023/06/28 (水)
  •  高齢化と担い手不足から年々減少している農家。地域の農地を守るために集落営農や作業受託組織が活動し異業種参入も増えてきたが、農作業に欠かせないのはトラクターやコンバインなどの農業機械▼近年は最新技術の導入が進み“スマート農業”の実現へ向けた新機種が登場。先日、あさぎり町で自動運転の田植機やトラクターの実演会が開かれたが、省力化だけでなく経験が浅くても正確な作業が可能となり、人手不足の折、作業オペレーター確保も容易となる。さらに測位衛星の拡充が進めば誤差のない位置情報を活用し完全無人作業が実現できるという▼その中で導入が進むのがドローン。農業では農薬散布、林業では資材運搬などで使われ始めている。課題に上がるのは飛行時間や積載量。エンジンを併用し長時間の飛行を可能とするハイブリッドドローンも開発され各産業で広がりが見込まれている▼一方でロシアのウクライナ侵攻では無人攻撃兵器として使用。最新技術を駆使した“文明の利器”も使い方次第では戦争やテロの道具になってしまう。依然終わりの見えないウクライナ情勢。間違っても核兵器の使用などあってはならない。

トップへもどる