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  • 2023/01/30 (月)
  •  熊本県内に工場の建設を進めている半導体受注生産最大手の「TSMC」(台湾)が、日本に2つ目の半導体工場の建設を検討しているというビッグニュースが年明け早々飛び込んできた▼くしくも蒲島郁夫県知事をはじめ県内の自治体や経済団体のトップらでつくる訪問団が台湾を訪れている最中での表明。同社の最高経営責任者は建設場所や着工時期について言及しなかったが、「県内にもう1カ所工場ができるのでは」といった期待が一気に高まった▼同社の日本初の工場は、ソニーとデンソーも出資する子会社「JASM」が菊陽町の第二原水工業団地に建設中。2023年末ごろに工場に製造設備の搬入を始め、2024年末に生産開始する見通し。立地自治体や周辺自治体では波及効果が出ており、初任給が28万円と好待遇なのにも驚かされた▼家電や電子機器に欠かすことができない半導体は、その重要性から「産業の脳」と言われ需要が急増。各国は生産能力の強化や安定したサプライチェーン(供給連鎖)の構築を目指す▼もし、仮に人吉球磨に第二工場が建設されるとなれば…。人口減少をはじめ長年の地域課題は一気に解消に向かうのだが。

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