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2023/01/20
(金)
- 取材で八代市まで行くのに久しぶりに球磨村の国道２１９号やＪＲ肥薩線がどのような状況になっているのか確認したいと思って通ったが、工事の多さに驚いた。しかも至る所で片側交互通行の信号待ちとあって、約束した時間に遅れるのではないかとはらはらさせられた▼いずれの工事も令和２年７月豪雨発災後、国の権限代行によって八代市から人吉市間の国道２１９号のほか、県道等や流失した橋梁１０橋を含む約１００キロについて災害復旧事業が鋭意進められているからだ。それだけに大型トラックの行き来も多く見られた▼また、豪雨災害で被災した人吉市の中心地にある中川原公園の地盤を２㍍下げる工事も順調に進んでいる。すでに生い茂っていた樹木が伐採され、設置されていたトイレやベンチなども撤去された。今後どうするのか市民らも注目している▼その反面、心配されるのが未曾有の被害を受けた中心市街地の復興。更地のままの所も多く見られ、市民からは「以前のようなにぎわいを取り戻すことができるのか」「このまま衰退していくのでは」と心配する声が多々聞かれる▼それを払拭するためにも一日も早く“未来図”を市民らに示すべきだろう。
