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  • 2022/08/10 (水)
  •  昨日は「長崎原爆の日」だったが、8月は1日の「水の日」をはじめ、さまざまな記念日が続く。その中で唯一の祝日があす11日の「山の日」▼「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」国民の祝日として平成28年に新設されて6年。多くの人はお盆前の休日という認識だろう。制定後、山の魅力や森林の重要性を知ってもらうため、毎年「山の日全国大会」が開催されている。ことしは山形県の山形市と上山市できょうとあすの2日間、式典や蔵王記念登山などを予定。全国各地でも記念行事が行われる▼改めて考えると、日本の国土の7割が森林。郡市に至っては周囲を九州山地の山々に囲まれた盆地。熊本南部森林管理署が以前から山の日の制定後、森を身近に感じてもらうため「森のセミナー」を開いているが、日ごろから周囲の山、森林、林業に関心を持つことはこの地で生きていく上で重要。豊かな水、CO2吸収などさまざまな恩恵を受けていることを忘れてはならない▼だからこそ2年前の豪雨災害で山はどう変わったのか。降雨後の川の濁りはどこに起因するのか。海水浴もいいが、時には山にも足を向け、その目で確かめてほしい。

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