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  • 2022/06/22 (水)
  •  先週行われた人吉市議会の6月定例会一般質問。さまざまな質問項目の中で個人的に興味を持ったのは、今年度末で閉園する市民農園。というのも利用者の一人だから▼開設は20年前の平成14年。農免道路に近い瓦屋町の住宅地の中にあり、1区画30平方メートルで39区画設けられている。当時住んでいたアパートからも近く、農業への関心もあってすぐに申し込んだが、野菜栽培の経験はなく、道具はホームセンターで購入した鍬一本▼以前は飼料畑だったらしく、残った根や土の固まりを耕すのに苦戦。見かねた農地所有者から鍬の使い方、畝の立て方の手ほどきを受けた。また、利用者同士の栽培技術の情報交換など、市民農園の目的の一つにある交流の場になっていた▼20年間、農地を貸していただいた所有者には感謝したいが、市民農園を望む人は多いはず。実際、農業委員会の野菜作り体験、有機農業推進協議会のタマネギ栽培体験など人気の高さが示している。ただ、新規開設は利便性を考慮した場所選定、財源面で厳しいという▼市が無理ならJAなど別の運営体での開設はできないか。農地保全、農と食に理解を深める一番の手だてと思うのだが。

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