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  • 2022/01/27 (木)
  •  スローモーションのように拡大していく道路脇の法面に、車内の助手席で下腹と両足に力が入った。が、諦めに近い感覚で恐怖心はあまりなかった。今月9日午前11時前の実体験▼トンネルを抜けた山間部。日陰が増えて運転者と路面凍結を話題に注意を払うも快晴で甘く見ていたのかもしれない。忘れていた凍結しやすい橋の危険性▼日陰の橋の上に差しかかるとスリップ。コントロールを失い、滑りながら右斜めに進んで中央線を越え、橋をも通過。法面に向かい真正面から運転席側に車の向きが変わった。ハンドルを逆に切ったことが功を奏したのか寸前で衝突回避。巻き込んだ車も人もなく安堵した▼4輪駆動にし速度を落として目的地に向かったが、緩いカーブが多く、他の車がスリップして制御不能にならないか心配が募った。道路上の注意喚起の看板、電光掲示板のありがたさや必要性を痛感▼大雪による事故や大渋滞の交通トラブルを扱うニュースを頻繁に目にする。人吉球磨の積雪や路面凍結はそう多くはなく、タイヤチェーン等で対応する機会は年に一度か二度ある程度▼春は近づいているが、まだまだ厳しい寒さが続く。路面凍結や雪道には油断なく。

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