HOME>>瀬音

  • 2022/01/22 (土)
  •  コロナが収まりを見せ“日常”を取り戻しつつあると思った新年早々、全国的に新型コロナウイルス感染症の第6波に襲われた。人吉球磨も例外ではなく、若者らを中心に感染者が急増した▼デルタ株より感染力が強いとされるオミクロン株。ワクチンを2回接種した人でも感染するケースが続出。感染者が爆発的に増えると、一定の割合で入院する人、重症化する人が出てくる。医療体制のひっ迫につながることに注意しなければならない▼コロナの感染拡大は地域経済に与える影響も大きい。新年会シーズンでにぎわいを取り戻すはずだった飲食店では客足が止まっとの声も聞いた▼以前にも小欄でふれたが、コロナ禍での自粛生活で運動量や人との関わりが減ると、懸念されるのが体や心の衰えが進む「健康2次被害」。特に高齢者は注意が必要で、防止には適度な運動、正しい食事、質の高い睡眠、人との交流が有効とされる▼「新規感染者の数だけに一喜一憂することなく、正しく恐れる」。この難局を乗り越えるためには今一度、一人一人が手洗いや消毒、会話時などでのマスクの着用、密を避けるといった基本的な感染症対策を励行するしかないと思う。

トップへもどる