HOME>>瀬音

  • 2022/01/12 (水)
  •  新年を迎えて1週間が過ぎたとたん、これほど状況が一変するとは。それは新型コロナウイルスの急速な感染拡大と自粛の動き▼昨年12月までは感染ゼロの日が続き、2回目のワクチン接種も終えて「もう大丈夫」の油断や過信を抱いていた人は多かったはず。先週末から郡市で感染者が増え続け、ついにはクラスター(集団感染)も。誰もが感染し得る状況に戦々恐々。3回目の接種、治療薬を待つしかないのか▼感染に加えて心配なのが地域経済への影響。豪雨災害から再建を果たした飲食店や観光事業者の客足も徐々に戻り、回復へ動き始めていた矢先、急ブレーキがかかった格好。実際、消防出初式や賀詞交歓会が急きょ中止となり、キャンセルにより影響を受けた事業者も多い▼さらに今月予定されていた駅伝大会やイベントの中止の動きは広がっており、予約されていた新年会や旅行のキャンセルも増えそうで事業者には大きな痛手。復興も道半ば。長期化すれば再び地域経済は冷え込んでしまう▼この状況に冬の寒さが余計身にこたえる。耐え忍べばやがて暖かい春が訪れるようにコロナの沈静化を願い、新年の苦境をともに乗り越えたい。

トップへもどる