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  • 2021/10/16 (土)
  •  14日に衆議院が解散し、議場内に万歳の声が響き渡る中、事実上の選挙戦に突入した。岸田首相就任から10日後の解散は戦後最短だとか。政治の世界は一寸先は闇ともいわれるが、この状況を1カ月前まで誰が予想していただろうか▼19日に公示、31日には投開票と超短期決戦。各党にとって果たして今回の解散は「吉」と出るか、「凶」と出るか。その結果を握るのは有権者の一票一票の積み重ねだ。それだけに12日間の選挙戦が鍵を握る▼一強時代を築いてきた安倍政権を菅政権が引き継ぎ、政権奪回を訴えてきた野党の弱体化もあっていつの間にやらの長期政権。よく言えば政治の安定だが、さまざまな問題も露呈した。今回の選挙で有権者がどの党に今後のかじ取りを委ねるのか注目▼新型コロナ対策と、それに付随する経済政策、外交・安全保障などさまざまな課題が山積。それらをどう解決していくのかが大事なことだろう。国難を招くような政治の混乱だけは避けてほしいものだ▼人吉球磨を含む熊本4区の候補者には昨年7月の豪雨災害からの復旧復興対策や人口減少問題など身近な課題を取り上げ、有権者が判断、選択できる争点を望みたい。

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