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2021/10/12
(火)
- 「安全・安心なまちづくりの日」に当たる１１日、全国地域安全運動がスタート。全国交通安全運動と同様、新型コロナウイルス感染対策を講じての活動になるだろうが、ことしも官民一体となった啓発活動が各地で展開される▼最近は高齢者を狙った特殊詐欺、身勝手な運転による交通事故、私利私欲に走った横領など耳を疑うような事件が全国で次々と発生。それを新聞やニュースで知るたびに「なぜこんな事件が起きるのか」と考え込んでしまう▼令和２年７月豪雨発生時、被災した住民から「置いていたコンロがなくなった」「目を離した隙に飲料水を持っていかれた」という声を聞いた。被災して解体を待つ家屋に何者かが侵入し、家族の思い出が詰まった家が壊される被害に遭った人もいた。支え合い、助け合いの気持ちがあればこのようなことは起きないはず。苦しむ被災者を食い物にする犯罪は決して許されない▼犯罪を未然に防ぐためにできることは何か。自転車盗を例に挙げると、無施錠は言うまでもないが、駐輪場が散らかっていたり、きちんと並べず自転車を止めていると盗難被害に遭う可能性が高いという。犯罪を起こさせない環境づくりも重要だ。
