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  • 2021/08/04 (水)
  •  郡市で無人販売所といえば農家直販の新鮮野菜が一般的だが、先日、熊本市内で薪の無人販売所を目にし驚いた。近年、薪ストーブは普及してきたが、夏場の需要を考えると、やはりキャンプ用か。確かにホームセンターでもキャンプ用品コーナーに木炭と並んで目にするようになった▼コロナ禍もあってキャンプ人口は急増。野外料理とともに「たき火」が人気を集めている。電気のIHヒーターしか使ったことのない新世代には、火を扱うこと自体が新鮮な体験で、炎の揺らぎはコロナで疲れた人々に癒やしを与えているようだ▼アウトドア用品メーカーからも専用のたき火台など数多くの製品が登場。愛好者はこだわりの道具を求め始めている。相良村の鉄工所がオーダーメイドでコンロなどを製作し好評なのも根強いキャンプ人気を裏付けている▼しかし、コロナは拡大の一途。人吉クラフトパーク石野公園キャンプ場が利用を休止したが、こうした動きが各地で広がると行き場を失う家族連れは多いはず。密になりにくいキャンプ場だけは入場を制限し対応できないか▼8月に入り夏休みもあと3週間足らず。子どもたちに夏の思い出を残してあげたい。

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