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  • 2021/08/03 (火)
  •  猛暑続きで行く先々が暑い。そんな中、グリーンカーテンに遭遇。結実を含めて一挙両得、経済的なグリーンによるクリーンな取り組み評価を再確認してもよい▼地球規模の温暖化の是非論はさておき「グリーンでクリーン」は温暖化対策の推進には最適。その好例がソーラー発電システムの導入だ。電力会社はここで生まれた再生可能エネルギーを買い取るが、その費用は私たちが毎月支払う「再生可能エネルギー発電促進賦課金」による点はいまだにあまり知られていない▼熱海の土石流災害では崩落地に隣接した大規模ソーラーシステムが注目された。理由は保護樹帯や雨水の浸透など山の保水機能に重要な尾根筋を削ってシステムを設置するためで、これによる大規模な土砂災害発生への危惧だ。人吉市の場合、個人的には西間上町が心配▼話を戻し“涼”には緑のカーテンほか“すだれ”も効果的。また視覚的効果に対し聴覚の風鈴、先人の知恵たる打ち水もよいが、もちろん使う水は雨水だ。ついでに扇子またはうちわを常備し、吸湿と放湿にすぐれたい草製品の使用もお薦めだ▼緑のカーテン代わりに手軽な“よしず”やオーニングも有効だ。早めの対策を。

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