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  • 2021/08/02 (月)
  •  東京五輪は連日、メダルラッシュ。1日現在、日本は前半戦だけで金17、銀5、銅9の計31個のメダルを獲得。新型コロナ禍でうっとうしい毎日を送っている国民にとって選手らの活躍はとてもうれしいことだし、勇気づけられていることだろう▼特に、お家芸である柔道は個人の全14階級のうち、金メダル(男子5、女子4)と過去最多の計9個に加え、銀と銅各1個を獲得。今回、初めて採用された男女各3選手で争われた混合団体でも惜しくも銀メダルだったが、“柔道王国”の復活を印象付けた▼その影で有望視されていたが、プレッシャーに打ち勝てずメダルを逃し、悔しい思いで肩を落とす選手らの姿も多く見られた。大会前に左膝前十字靱帯を痛める大けがを負いながら、不屈の精神で全力プレーを展開した選手の姿には感動を覚えた▼まだ真夏の暑い戦いは続く。後半に出場する選手にも、これまで積み重ねてきた過酷な練習の成果を信じて悔いのない戦いを期待している。その中からどんなドラマが生み出されるのか目が離せない▼日本は現在、新型コロナウイルスの変異株の拡大によって重苦しい雰囲気が漂っている。それを吹き飛ばしてほしい。

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