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  • 2021/07/21 (水)
  •  昨日、告示された五木村議会議員選挙。産山村と並ぶ県内最少の定数8人に対し、立候補者は現職、元職、新人の計9人。定数、候補者とも最少のまさに少数激戦となった▼本紙でも何度かふれたが、8年前の改選までは定数10だった。しかし、16年ぶりの無投票や人口減少も踏まえて前回から8人に。定数減に「委員会構成が難しい」「少なくすれば済む問題ではない」と疑問を抱く現職も。定数が減れば当確ラインも上がる。浮動票が少ない中、1票の重みはさらに重くなった▼近年、課題に挙がるのは議員のなり手不足。今回も現職の中には人材を模索し打診したが首を縦に振らなかったと明かす。政治に対する関心の低下もあるのかもしれないが、議員報酬だけでは生活できない現実も大きい。自営業や別に収入がないと議員はできないとの声も何度か聞いた▼他市町村議会でも定数とともに報酬の見直しも議論される。同村議会では、かつて成果報酬制度を取り入れたこともあったが続かなかった。ただ、議会改革への挑戦は評価したい▼今回、ダム問題一つを取っても候補者9人の考えに違いがある。有権者は、訴えに耳を傾けて判断を。

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