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  • 2021/07/19 (月)
  •  甲子園出場を懸けた高校野球県大会は猛暑の中、熱戦を展開中。18日からは球場への一般客の入場が始まり、高校野球ファンらも楽しんでいることだろう▼郡市から出場した球磨工業、人吉、南稜は2回戦で惜しくも敗れたが、3校とも諦めない粘り強い試合を見せてくれた。昨年の豪雨によって甚大な被害を受けた地元被災者に元気を届け、前へ進む勇気を与えることができたと思う▼前回は新型コロナウイルスの影響で大会が中止され、悔しい思いをした選手も多い。郡市選手の中には昨年の7月豪雨で家屋が被災。その苦境を乗り越え甲子園出場を目指して練習に励み、今大会はレギュラーで出場し活躍した姿に感動した▼大会を取材して思ったのは、野球は投手を中心とした守りが大切ということ。いかに好打者を有していても、優れた投手が得点を与えなければ好試合となり勝利する確率が高いということだ▼郡市の場合、その時々によって違うが、いかにして好投手を育て上げるかが鍵となろう。過去を振り返っても好投手を擁したときには好成績を収めている。練習を積み重ね、悲願である甲子園出場を勝ち取ってほしいと切に願う郡市民は多い。

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