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  • 2021/07/17 (土)
  •  先日、出張先の熊本市内で朝の通勤ラッシュに巻き込まれた。高速道路の降り口から連なる車の列に合流し、目的地に到着したのは予定より約40分遅れ。早めに出発しておいてよかったと一安心▼渋滞の最中、車の隙間を縫って走行するバイクの多さが気になった。片側一車線通行の道路で歩道側を走るバイクは見掛けるが、2車線の道で真ん中を通っていくのは危なっかしい。サイドミラーと接触しないか、死角から車線変更した車と衝突しないか。そんな心配をよそに、ライダーは慣れた様子でバイクを操り前方へ消えていった▼人の命を奪う悲惨な事故は、車の性能が向上し続ける現在も後を絶たない。先月は千葉県でドライバーが酒気を帯びた状態でトラックを運転し、下校中の児童の列に突っ込み、2人が死亡する考えられないような事故が起きている▼車を運転する以上、交通ルールを順守するのは当然のこと。それに危険予測、歩行者を優先する思いやりなどが加わることで事故のリスクはさらに低くなる▼もうすぐ夏休みに入るが、外で遊ぶ子どもたちも多かろう。今一度ハンドルを握る責任の重さを考え、日ごろからゆとりを持った運転を。

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