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  • 2020/11/27 (金)
  •  きょう27日は、明治34年にノーベル賞の第1回授賞式が行われたことに由来する「ノーベル賞制定記念日」。現在は化学者アルフレッド・ノーベルの命日に当たる12月10日に行われている▼数年前、人吉市出身で国立がん研究センター客員研究員の松村保広さん(人吉高校、熊大医学部卒)が栄えあるノーベル化学賞候補となり、県内初の快挙かと色めき立った▼ノーベル賞クラスと目される研究者に贈られるトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞して一気に期待が高まったわけだが、かつてノーベル賞を受賞した研究者は「なぜ?」と疑問に思うことを諦めず追求することが新たな発見の入り口と説いていた▼業種を問わず求められる柔軟な発想然り、大手製薬会社で新薬開発に取り組む友人が重んじていたのはひらめき。ストレスを抱え鳴りを潜めないよう運動も欠かさず、自分なりの解消法を実践▼ともあれ、大人が考え付かないことに「なぜ?」と疑問を呈し考察する郡市小中学生の科学展・発明工夫展は毎年楽しみ。何より斬新なアイデアかつ探究心に驚かされる。来年は児童生徒のどんなひらめきから、その先にある成果と出合えるだろうか。

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