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  • 2020/11/26 (木)
  •  世の中には桁違いに段違い、別次元などと形容されるほど、差異の大きな場面がある。それは国家や地域、企業に組織、人に至る社会の各所に存在する▼直近の話題ではプロ野球日本シリーズ。昨日の第4戦にてホークス4連勝で幕を閉じた。昨年に続きジャイアンツ相手の連覇、それもストレート勝ちと桁違いの差異。両リーグの制度違いが原因など野球通や解説者の話はごもっとも。しかし、結果が全てならば何かがあろう。故野村克也氏の口癖が「負けに不思議の負けなし」だった▼歴史と名を持ついかなる大企業でも創業と黎明期、そして衰退期は必ずある。結果には必ず理由があると素直に反省できる謙虚さ、明確な目的意識があればおのずと答えも啓示されよう。何ごとも自己の意識水準を正しく認識する力と真摯さが不可欠▼川上哲治氏の生誕地に居て恐縮だが、個人的にはホークスファン。ワンサイドゲームは全く面白くなく、無失策の投手戦など息詰まり胸躍る試合展開が理想的。その点、シリーズ後半戦は見応えもあった▼結果的に天淵之差だったにせよ、それは“今”の話で未来は未知数。臥薪嘗胆、雌伏の時と心に刻みリベンジにつなげばよし。

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