HOME>>瀬音

  • 2020/11/24 (火)
  •  コロナ禍で我慢の3連休が終わった。郡市でも他県ナンバーのマイカーを目にしたが「GoToトラベル」効果だったのか。晩秋を迎えた五木村では、先週に続いて道の駅は紅葉見物の観光客が立ち寄り盛況。村職員が誘導に立ち、村内団体による新そば、だご汁、くねぶのPRも注目を集めていた▼紅葉とともに村の観光資源といえば川辺川。7月豪雨の発災前日、本紙の1面を飾っていたのは水没予定地を流れる川辺川。国土交通省が発表した令和元年の1級河川水質概況で最も良好な河川として14年連続達成したから▼昨年春、水没予定地にオープンした観光施設「渓流ヴィラITSUKI」が売りにしているのは、コテージ沿いの川辺川であり、カヌーで体感できる清流。豪雨では幸い施設の被害はなかったが、下流にある九州電力の水力発電用堰堤が被災。川辺川の水位が低下し、カヌーはできない状況となっている▼さらに、蒲島郁夫知事が命と環境を守るとして川辺川ダムに代わり流水型ダムを表明。規模によっては施設の移転など村は対応を求められる。何よりも日本一の清流は保たれるのか。流域住民が判断できる青写真を早く示してほしい。

トップへもどる