HOME>>瀬音

  • 2020/03/24 (火)
  •  いつもとは少し違う3月定例人吉市議会が閉会した。最終日に注目の提案が?との思惑はなぜか外れた▼行財政健全化計画に伴う各種補助金の一律カットに対する審議も注目していた。聞けば、ある委員会の審議は緊迫したそうだ。執行部と議会との車の両輪が同方向に進まねば停車することも▼そんな委員会ならぜひ傍聴したいところだが、委員長の許可が必要だ。正確には、記者も一般市民も傍聴するには申し入れ、それを議員に諮り、委員長が決定する▼公開してきた水俣市議会の3月定例会で、委員長の許可制に戻すための条例改正案が提出され可決と報じられた。許可制なら、議案によっては委員長が恣意的に傍聴を認めないことも、と反対もあったそうだ▼かつて、重要問題の委員会審議の傍聴取材を希望して断られたり、やっと許可という経験を持つ。「公開すれば自由に発言ができない」など“密室審議”を望む議員の意見からだった▼先日、新型コロナウイルス関連で同市議会が決定した一般質問の「一般傍聴は遠慮…」に、「傍聴はお断り」と誇張した見出しをあえて付けた。本会議は「原則公開」であり、改めて「お断り」させて頂きたい。

トップへもどる