HOME>>瀬音

  • 2020/03/21 (土)
  •  今や、世界中が新型コロナウイルスで萎縮ぎみ。仕方がないにせよ、過度の警戒により経済活動は停滞▼先月末の本欄で感染予防と同様に経済への配慮も必要と説いた。その後の宴席で、経済への過剰な指導は不適と論じれば、感染防止が先と非国民扱い。先日は、郡市の関連団体が行政に救済措置を要望。やはりそうなろう▼コロナ絡みでは先の席上、知人が休日にほぼ満車状態のパチンコ店を引き合いに、感染が怖いと訴える。パチンコ業界の擁護ではないが、強制換気については多様な業界の中でもトップクラスの排気を行っているはず▼建築基準法では、環境に応じた必要換気量が定められる。換気を一例としたが、国と専門機関は感染予防に必要な具体的手法を示した経済活動にも積極的に手を貸すべきだ。稼げなければ生きられない▼マスクなどの買い占めに家事と育児の増大。地域行事の中止に加えた経済的閉塞感のまん延。揚げ句は東京五輪延期説も飛び出し、国民のストレスは高まる一方。はけ口はどこか▼まず国民は冷静に相互扶助を。気持ちは分かるが、批判ではなく建設的な言動でこそ光明を見いだせると思う。苦境を打破する希望が不可欠な今。

トップへもどる