HOME>>瀬音

  • 2019/12/28 (土)
  •  本紙の納刊は12月30日が恒例。ことしは元日特集号から日曜、祝日を除き紙齢298日を重ねた。発行の終局の目的である「住民と地域のためになる新聞」になりえたか、じくじたる思いも▼「私失敗しないので…」は、テレビドラマ「ドクターX」の主人公大門未知子のせりふ。振り返ればこの一年、大小のミスから「私心配したので…」の胸中も少なからず。判断の誤りを反省しつつ、「御意」と同調せざるをえない人もいよう▼公務員は例年より1日早くきのう27日が仕事納め、そして9日間の正月休みに入った。ある幹部市職員は「いろいろあった年でした」とひと息ついた様子▼統一地方選から新天皇の即位と改元、消費税引き上げなどの大きな流れの中で人吉市の一年を通した問題は新市庁舎建設だっただろう。事業費や規模などの意見が噴出、本体建設入札は3度目で成立の難産、来年3月着工の目安がやっとついた。次には、“貯金が減った”市財政という難題が控える▼郡内9町村もそれぞれ問題を抱えていよう。少子高齢化と人口減少という郡市の共通課題もある。明けた子年は十二支の最初。「チーム人吉球磨」での好スタートを願う。再び「御意」の声。

トップへもどる