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  • 2019/06/29 (土)
  •  「平成」から「令和」に元号が変わって早2カ月。各種団体の総会資料にある「令和元年」の文字を目にするたび時代が変わったことを実感▼郡市にとって「令和」の幕開けにふさわしい朗報が昨日午後発表された。陸路の新たな玄関口として工事が行われている人吉球磨スマートインターチェンジ(SIC)の開通日が8月10日に決定。詳細はきょうの本紙に譲るが郡市関係者の期待は大きい▼振り返れば、平成元年に九州自動車道八代―人吉間が開通。人吉市蟹作町の国道219号から高速道路本線に乗り降りできていた。そのため渋滞も起きやすく、長い車列が人吉クラフトパーク石野公園までできていたのを思い出した▼人吉―えびの間開通後“蟹作インター”は幻となったが、再び国道から乗降できるようになるとは。ただ、人吉市内に「人吉」と「人吉球磨」の2つの玄関口があることで、県外者にはどちらを利用すればいいのか迷いは生じないか。川北と川南にある利点を生かした誘導、観光や産業振興の戦略が求められる▼その一つが開通に合わせて開駅する道の駅「人吉」。SICから立ち寄った観光客に人吉の魅力をどう提供するか。注目したい。

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