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防災と交流拠点が落成 相良村の柳瀬コミセン(2026/06/24) (2026/06/24)
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テープカットで完成を祝う関係者
 令和2年7月豪雨からの復興を進める相良村で23日、被災直後に建設された仮設住宅の木材を再利用した新たな地域づくり・防災の拠点「柳瀬コミュニティセンター」の落成式が行われた。行政関係者や地域住民、消防関係者らが集い、テープカットなどで復興のシンボルとなる新施設の完成を祝った。
 同センターの場所は県道人吉水上線の柳瀬橋右岸側。
 豪雨災害後、運動公園駐車場に設置されていた木造仮設住宅2棟8戸分の部材(熊本県産材)を解体・保管し、有効に再利用して整備された。総事業費は約5454万円で、県の木造仮設住宅利活用等支援事業などの交付金などを活用した。
 式典では、吉松啓一村長は「ただの箱物ではない。ここは水害時の確実な避難地とするため、約2㍍ものかさ上げを行った」と、命を守るための設計であることを強調。「仮設住宅の材料を100%近く有効に生かすため、設計・建築側が大変な苦労を重ねた」と、部材を傷つけずに解体・保管した施工業者へ感謝状を贈呈した。

●コワーキングスペースも
 施設は平時、地域住民の集会所や、インターネット環境を完備した「コワーキングスペース」として7月から運用を開始し、地域内外の交流を促す。道路拡幅に伴い移転を余儀なくされていた柳瀬平原地区の公民館機能も統合し、地区住民が共同利用する形を取る。
 施設には「消防積載車庫」が併設された。平時は間仕切りを外してコミュニティー空間として広く一体利用でき、有事にはオープンにして消防拠点となる。地域交流(コワーキング)と消防防災、避難地を一つの施設に集約した「一石三鳥」の設計となった。
 豪雨から6年を迎え、仮設住宅が姿を変えて地域を守る拠点へと生まれ変わった。
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