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次代へつなぐ平和の種 週間活動で地震にも言及 渡保育園(2026/08/06) (2026/08/06)
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戦争と平和、地震についても語り掛けた上田園長
 「平和の大切さを子どもたちへ」―。
 8月6日の広島原爆忌を前に、球磨村の渡保育園(上田剛園長)で5日、第47回の平和保育週間が始まった。
 ことしは「ぼく・わたしってステキ!」をテーマに7日までの3日間。戦争を知る世代の前々園長が47年前にまいた“平和の種”は前園長を経て4月に就任した新園長へ引き継がれ、平和保育で育った先輩が園児に戦争と平和を語り継いだ。
 同保育園の平和保育は昭和55年8月9日、第35回の長崎原爆忌に始まった。歴代の園児は近くの慰霊塔に花を手向け、原爆投下時刻の午前11時2分には長崎県の空に向かって小さな手を合わせた。
 現在は、広島や長崎の原爆忌のころに平和保育週間を設定し、戦争の怖さや愚かさだけでなく、守り、受け継がれてきたかけがえのない命の尊さ、自分や身近な人、命を大切にする心を育んでいる。
 初日は2歳児以上の約30人でオープニング行事があり、上田園長が「平和保育は47年前に始まり、ことしはみんなが平和について考える日」と切り出し、8月に行う理由を「みんなが住む日本も1945年の8月15日までは戦争をしていたんだよ」と話すと園児から驚きの声が上がった。
 戦争を「国と国のけんか」に例え「みんなはごめんなさいで仲直りするけれど、国と国はごめんなさいでは終わらない。日本も戦争や原子爆弾でたくさんの人が亡くなり、生きていた人も痛みや苦しみが続いた」と説明。
 「それから日本は戦争をしていない。それは、日本のみんなが戦争は駄目だ、戦争はしないと思ってきたから。これからはみんながその気持ちを持ち続けて」と願い、戦争と平和が題材の「わたしの『やめて』」の絵本を読み聞かせた。
 その後、上田園長は子どもたちの前に座って目線を合わせ「戦争はしませんという約束の他にもう一つお願いがあります」と提起。
 「この前、大きな地震があったよね」と問い掛け「近くの八代や熊本などでは家が崩れたり爆発があったりして亡くなった人もいます。行ってきますと言って出掛けた後、帰れなかった人がいます。毎日は当たり前じゃないから、ありがとうの気持ちを言葉にしてほしい」と呼び掛けた。
 平和保育週間では絵本や創作、保育士との会話などを通して戦争と平和、自分や家族について考えていく。
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