HOME

更新履歴
ニュース 早期復旧願って作業 人吉市災害ボラ第1陣 2026/08/12

ニュース 人吉市出身の山北さん 被災しながら運営奔走 2026/08/12

ニュース 情報発信し経済回復を 観光面への打撃懸念 球磨郡町村会 2026/08/12

ニュース 五輪メダリストのワイナイナさん あさぎり町の住民たちと交流 2026/08/12

瀬音 瀬音を更新しました 2026/08/12

ニュース 人吉市和田さん「日本百名山」全頂制覇 2026/08/11

ニュース 果汁たっぷり暑い夏にナシ 高校生も参加し直売会 くらんど市 2026/08/11

ニュース 南グラウンドに建設を 球磨清流学園の施設構成など村へ提言 2026/08/11

瀬音 瀬音を更新しました 2026/08/11

ニュース 激震直後の八代で産声 柚季ちゃん 健やかな一歩 2026/08/10

ニュース 人吉市の災害ボランティア 八代市鏡町向け出発 2026/08/10

ニュース 球磨川音楽祭 熊本地震発生受け チャリティー開催へ変更 2026/08/10

瀬音 瀬音を更新しました 2026/08/10

特集 6選飾った内山山江村長 今後4年間のかじ取りは(土曜インタビュー) 2026/08/08

ニュース 10月11日に野外音楽フェス “音楽の力”で被災地支援 2026/08/08

ニュース “不思議な世界”を体験 トリックアート展開催中 湯前まんが美術館 2026/08/08

ニュース ミスター・アイボール 薩摩瀬神宮を毎月1回訪れ創作活動 2026/08/08

瀬音 瀬音を更新しました 2026/08/08

週間ガイド 週間ガイドを更新しました 2026/08/08

特集 三宅 祐二さん(話題の人にインタビュー) 2026/08/07

早期復旧願って作業 人吉市災害ボラ第1陣(2026/08/12) (2026/08/12)
./img/news/20260812041816_1.jpg8730
軽トラックの荷台に積み込む班員
 令和8年熊本地震により倒壊した家屋や地割れした道路など、深い爪跡を刻む八代市鏡町に、人吉市と同市社会福祉協議会が災害ボランティア派遣を開始した10日、人吉球磨や県外の高校生と大人の第1陣が「6年前の豪雨災害の恩返し」「被災者の重い心が軽くなるように」との思いを抱えて、住宅で片付け作業に汗を流した。現在もボランティアを募集中で28日まで活動を続ける。

 熊本県によると、災害ボランティアには1日から10日までで累計3981人が参加し、11市町に分かれて活動。日を追うごとに支援の輪が広がっている。

●県内外から希望者 悪条件の中現地へ
 人吉市と同市社協の災害ボランティアには、東京都や鹿児島県からも希望があり、初日は16人が参加。市役所駐車場で「災害派遣」の表示を付けたバスに乗り込み出発した。
 県南地域は“陸の孤島”といわれるように主要道路が被災したことで移動に時間を要し、芦北方面から国道3号を通り渋滞に巻き込まれながら現地入り。
 災害ボランティアセンターが開設されている八代市の鏡武道館に着き、派遣先が振り分けられた後に16人は二手に分かれ依頼主の元へ向かった。

●思いを聞きながら高齢者世帯で活動
 防災の適切な知識や経験がある「県防災士アドバイザー」の白石忠志さん(76)=人吉市上新町=がリーダーを務める班は、八代市上野町の中田勉さん(88)方で活動した。
 中田さんは、先月28日午後4時27分の地震発生時、2階でテレビを見ていた。揺れの大きさは「360度回転する感覚だった」といい、1階の居間にいた妻と避難。命は助かったものの木造2階建ての自宅が被災し、夫婦で避難所生活を余儀なくされた。
 自宅内は、複数の棚が倒れて通路を遮り物が散乱。復旧作業には労力を要する。
 この日は中田さん夫婦と広島県に住む50歳代の娘の立ち会いの下、班員は1階居間の片付けと車庫の整理整頓を実施。「他にお手伝いすることはありませんか」と中田さん夫婦の意向を確認しながら進めていた。

●時間を要する復旧 力不足の念を抱く
 軽トラックに燃えるごみや木製の家具、陶器などを乗せ、ガラスは袋の外からたたいて粉砕するなどスムーズに降ろせるように積み込み、ロープで固定。班員にけががないことを確認して作業を終えた。
 中田さんは「本当に助かった」、娘は「一人では何もできなかった。両親に声を掛けてくださるなど精神的にも助かった」と感謝。
 一方で班員は、約4時間という限られた時間での作業にやるせなさをにじませた。
 消防士を目指す人吉高校3年生の白川響大さん(17)は「ボランティア作業の大切さを経験したいと思い参加した。初めて被災の状況を見て驚いた。思ったよりも短く、簡単には片付けられないことに考えさせられた。また参加する」と現状を目の当たりにし、継続する意向。
 鹿児島県の女性は、過去の自然災害で身近な人が支援をした姿を見習い初参加。「力不足を感じた。少しでも被災者の重い心が軽くなってくれればうれしい」といちるの望みにつながることを願う。

●住家の片付け継続 受け入れ拡充検討
 同武道館に戻ると白石さんは、災害ボランティアセンターの担当者に「2階は手が入らず全体の3分の1も終わっていない。人手は10人、軽トラックも必要。『(中田さんから)次も来てもらえるか』と言われた」などと報告。
 活動を終え、千葉冨美子さん(59)=湯前町=は「水害の時は人吉市内にいた。お世話になった地域が被災し、テレビで見てやきもきしながら何かできないかと思った。1件でも気持ちが変わるようにと作業したものの、長い時間できなくて申し訳ない」と心苦しさを口にする。
 別の班で活動した徳川禎郁さん(60)=人吉市願成寺町=は高齢の女性1人が住む家を担当。「1階は本人が片付けられていたが、2階は足の踏み場もなく物が散乱したままでカーテンも開けられなかった。タンスを立てたりガラスを片付けたりして窓から日差しが戻ると喜んでくれた」と話した。
 同センターは「家の中の片付けなどできるところから進める。今後はボランティアの受け入れ体制を拡充して増やしたい。支援に心からお礼を申し上げます」と話していた。
 なお、九州自動車道を緊急車両と、災害派遣等の従事車両が通れるようになったため、12日現在は午前7時に市役所を出発し、同9時から午後3時まで復旧作業に取り組んでいる。
ログインして続きを読む

トップへもどる