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くまんもん児童合唱団 創立1周年迎えコンサート(2026/06/26) (2026/06/26)
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ザラストロ合唱団と共演する「くまんもん児童合唱団」
 「もっと子どもたちに居場所を、そして合唱という文化にふれてほしい」―。そんな願いから準備が進められ、昨年6月に産声を上げた人吉球磨の小中学生でつくる「くまんもん児童合唱団」が21日、人吉市七地町のおとアトリエ「ピッコリーノ」で創立1周年記念ミニコンサートを開いた。会場には温かな拍手が響き、純粋で力強い歌声が聴衆を優しく包み込んだ。

●合唱の街 熱を再び
 犬童球渓の故郷・人吉球磨地域は、かつてNHK全国学校音楽コンクールで全国大会に出場する学校もあるほど合唱活動が盛んだった。近年は学校から合唱部が姿を消したが、犬童球渓顕彰音楽祭に参加した子どもたちからの「もっと合唱がしたい!」という声が転機となった。その熱意に石田親子さんや安達貴美子さんらが背中を押され、郡市唯一の児童合唱団は発足した。

●小中12人在籍 チームで熱唱
 同合唱団には小学1年から中学2年までの12人が在籍し、この日は9人が出演。オープニング「気球に乗ってどこまでも」について、石田さんは「子どもたちが高く大空に羽ばたいてほしいという願いを込めた」と語る。
 本番では全員がそろわず低音維持の難しさもあったが、日ごろのチームワークでカバーした。続けて、発足当初に取り組んだ「Voices」や「元気や勇気をくれる応援歌」として「涙が乾く処方箋」では踊りながらを熱唱した。
 「あんたがたどこさ」の無伴奏合唱では、観客が歌詞の「さ」をあえて発音せず手拍子を打つのに挑戦するなど、会場は一体感に包まれた。大人のザラストロ合唱団との共演では「モン・パパ」などで大きな歓声が沸き起こった。

●すてきな歌届けたい
 石田さんと安達さんは「多くの応援なしには続けてこられなかった。みんなで健康に恵まれてここに集まれた幸せをかみ締め、感謝を込めて演奏したい」と客席に思いを伝えた。
 観客に向かって東間小学校5年生の永田三紗さん(10)が、練習会場の提供に感謝し、「これからもすてきな歌を届けられるように頑張ります」と力強い決意を述べた。同校6年生の平江未子さん(11)も「みんなと一緒に歌うのは本当に楽しい。きょうは『モン・パパ』が一番爽快だった」と笑顔を見せた。
 終盤は全員で犬童球渓の代表作「旅愁」を合唱し、フィナーレには東日本大震災で離れ離れになった仲間の気持ちをつなぐ復興ソング「群青」を歌い上げて幕を閉じた。
 来月には団員が13人となる同合唱団。練習中の民謡は11月の第80回犬童球渓顕彰音楽祭「音楽の夕べ」で完成形を発表する予定。楽譜が読めなくても気軽に見学できる環境で、子どもたちの歌声は地域の希望として響き続ける。
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