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担い手の高齢化受けて 農事組合法人「十島」設立 相良村(2026/06/30) (2026/06/30)
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総会で選任された綱木代表理事(左)ら役員
 相良村で初となる農事組合法人「十島」が、24日に設立された。組合員は柳瀬十島地区の農家を中心とした23人で、担い手不足の解消や利益確保に努めながら地域農業を維持・発展させ、次世代につなげる。
 同法人は、平成19年に発足し、ブランド米「十島米」を生産している十島地区営農生産組合が母体となり、農業者の高齢化によって将来的に労働力不足、営農規模の縮小、耕作放棄地の増加が想定されていることから、農事組合法人の設立に向けて協議を重ねてきた。
 球磨地域振興局によると、地域営農法人の設立は人吉球磨で7番目。組織として農地の利用権設定、利益の内部留保、雇用が可能になるといったメリットがある。
 新法人は十島地区内に事務所を置き、スローガンは「後継者確保体制を確立し、地域の農地の受け皿として、地域と共に稼げる農業を実現する」。①農作業の受託②利用権設定した農地による農業経営③後継者を育成して次世代に農地・農業を引き継ぐ―の3つを目標に掲げる。
 利用権設定面積は約9.4ヘクタールで、令和8年度は水稲、大麦、そばの作付けを予定。機械購入は原則として法人で行い、機械の借り上げや作業依頼の受託、利用権設定をした地代の支払いなどの業務を担う。
 同日に開かれた設立総会には、組合員17人や農業関係者ら約30人が出席し、午後3時半に開式。
 発起人代表の西村俊則さんが「生産組合発足から20年がたち、皆さんのおかげで設立総会を開くことができた。地区には高齢者の農家が増えている。今後は若い人を雇用し、この地域を守るためにも頑張る法人になりたい」とあいさつ。
 来賓の吉松啓一村長は、昨年7月に急逝した同生産組合の永尾春馬前組合長の思いにふれ、念願だった法人の立ち上げを祝福。球磨地域振興局の本村松吾農林部長、球磨地域農業協同組合の白石悌二理事が祝辞を述べた。
 議事では、農業法人十島の設立、定款案および規約案、役員選任、事業計画案など6議案を審議し、全会一致で承認。
 事業計画書では、設立の趣意や組織、農地賃借料や農作業費の基準単価等を決定。規約では将来を見据えて事務職員および技術職員の雇用に関する項目を設けた。法人が借り入れた農地は組合員がオペレーター等になり、土地利用型農業を中心に協業経営する。
 役員選任では理事6人を選出し、代表理事に就任した綱木哲郎さんは「これからいろいろな手続きがあるが、地域と共に稼げる農業を目指して頑張る」と決意を披露した。
 役員は次のとおり。
[役員]
▽代表理事 綱木 哲郎
▽理事   西村 俊則
岩本 正輝 田端 忠道
西本巳喜男 永尾  誠
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