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安心して産める環境を 要望活動や寄付継続 南九州中部医療連携協(2026/07/24) (2026/07/24)
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課題を共有し事業計画などを承認した総会
 人吉球磨を含む熊本と宮崎、鹿児島の3県境12市町村の行政や医師会などで構成する南九州中部地域医療連携協議会の総会は15日、人吉市役所3階庁議室で開かれ、新年度の事業計画など全5議案を原案どおり承認した。
 本年度も引き続き地域中核病院である人吉医療センターの産科医師確保に向けて、3県の医師会や大学病院、所管部局などへの要望活動や熊本大学病院産科婦人科学教室への寄付贈呈、意見交換や情報収集などを計画。
 任期満了に伴う役員改選では、人吉市の松岡隼人市長を会長に再任した。任期は2年。
 人吉球磨圏域の地域産科中核病院は人吉医療センターが担っていたが、令和4年2月から産科医師が不在になって分娩の受け入れを停止。現在は民間の産婦人科医2院で対応しており、ハイリスク事例の対応や宮崎、鹿児島県境の産科医師不足も課題となっている。
 同協議会は、人吉球磨圏域における地域産科中核病院の産科医師や南九州中部医療圏の医療提供体制の確保などを目的に、総会は構成12市町村の首長や担当課長、人吉市と球磨郡の医師会、人吉保健所や熊本県医療政策課など、委員や幹事会から約40人が出席した。
 松岡会長は、医療を取り巻く情勢や人吉球磨と南九州中部医療圏の課題にふれ「実情に応じた周産期医療体制を整備し、住み慣れた地域で安心かつ安全に妊娠、出産できるよう環境を確保することが重要。忌憚のない意見と今後の取り組みに理解や協力をお願いします」と呼び掛けた。
 昨年度は11月に熊本大学病院産科婦人科学教室へ50万円の寄付と意見交換を行い、3月に熊本県と宮崎県の大学病院や医師会、所管部局に要望書を提出。熊本県や八代市主催の県南地域の周産期医療連携体制に関する意見交換会に参加した。
 県医療政策課の神西良三課長が県や球磨圏域の地域医療の現状と課題、熊本大学医学部医学科の地域枠定員の増員について説明。
 出席者は産科医師不足や医師の地域偏在、後進を育成する中堅医師の不足、医師の高齢化と継承の課題を共有し「医学部の地域枠の拡充を」「人口減少が進めば自治体運営も厳しくなる。国に出生を促すような助成を呼び掛けてほしい」などの意見が上がっていた。
 役員は次のとおり。
▽会長
 松岡隼人(人吉市長)
▽副会長
 中嶽弘継(水上村長、球磨郡町村会長)
▽監査
 長谷和人(湯前町長)、中山義彦(えびの市長)
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