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実験でアユ遡上確認 迂回の仮排水路トンネル(2025/05/16) (2025/05/16)
 国土交通省川辺川ダム砂防事務所(齋藤正徳所長)は16日、令和9年度から着手する川辺川の流水型ダム本体工事中、ダムサイトの河川を迂回させる仮排水路トンネル内(幅約7.5メートル、延長約575メートル)で実験を行った結果、長くて暗い中でもアユが遡上できることを確認したと発表した。
 流水型ダムの本体工事は令和9年度から基礎掘削工事に4年、本体コンクリート打設工事などに5年を計画し、同17(2035)年度の事業完了を目指す。完成後、魚類は自由に上下流に行き来できる構造になっている。
 本体工事期間中の9年間にわたり、ダムサイトの上流から川辺川の全ての水が、仮排水路トンネル内を迂回する。仮排水路トンネルを使用する期間の環境保全は木村敬知事や地域からの要望もあり、昨年10月に公表した環境影響評価レポートの措置の一つとして検討を進めている。
 今回の実験は暗い中でアユが遡上できるかを確認するもので、4月24、25日と5月14、15日の2回実施。上流の入り口(呑み口)に土のうを積んで、川辺川の一部の水を流し、下流の出口(吐き口)から球磨川ですくい上げた天然と養殖のアユを放流して、入り口付近まで何匹が遡上したかをカウントした。
 1回目は流量を少し落とした状態で放流した722匹のうち、入り口で24日に624匹を目視で確認、25日に596匹を回収し、「一部は降下した可能性がある」と同事務所。2回目は流量を増やした状態で735匹を放流し、入り口で14日に153匹を目視で確認、15日に433匹を回収している。
 齋藤所長は15日、球磨郡の9町村長に実験結果を報告。
 「トンネル内部は真っ暗だが、アユが上流に向かって集団で遡上する様子を確認しており、暗くても遡上できている。対策を進めて、ダム完成は当然だが、ダム本体の施工中も最大限に環境保全に配慮しながら進めていく」として、今後、トンネル内に新たな魚道を設置するとともに、流速を抑制する対策も検討するとした。
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