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キッチンカーで被災地支援 氷川町避難所へ炊き出し 人吉RC(2026/08/03) (2026/08/03)
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避難所となった竜北東小でカレーを盛り付ける会員ら
 令和8年熊本地震の発生から初の週末となった1日、人吉ロータリークラブ(竹長一幸会長)は最大震度7を観測した氷川町で炊き出しを行い、避難所で栄養満点のカツカレーと冷たいかき氷を振る舞って被災者の心と体を支援した。
 同クラブが掲げる「社会奉仕」の精神に基づく活動の一環。令和2年7月豪雨災害で避難所に身を寄せた人たちは、発災から4日後ごろから暑さと慣れない生活で心身共に疲れがピークに達した経験から早期の支援を決定。
 同じ2720地区(熊本県、大分県)に属する水俣、八代北、益城など各地域のロータリークラブに呼び掛け、キッチンカー運営委員会(本田節委員長)が中心となって前日から仕込み等を行った。場所は地元クラブが調整し、道の駅・竜北近くの竜北東小学校を訪問した。
 一行は、午前9時に人吉市矢黒町のひまわり亭を出発。五木村を経由して氷川町に入ると、地震で倒壊した建物や道路の亀裂、止まったままの信号機、家具を運び出す住民など被害の大きさを目の当たりにした。
 避難所には、他クラブの会員や一般社団法人隠れ里ひとくまツーリズムのメンバー、6年前の水害で人吉市を支援した地域づくりに携わる人など約30人が集まり、2720地区が管理・運営するキッチンカーと「ひまわり号」で調理を行った。

●栄養満点 カレーに舌鼓 温かい食事受け取り笑顔広がる
 カレーは夏野菜を使った栄養たっぷりのオリジナルレシピで、トマトやニンジン、ジャガイモなど野菜をふんだんに使用し、付け合わせに福神漬け、ラッキョウ、ナスのからしあえなどを用意。カツは現地で揚げ、ご飯が炊き上がるころには避難者の列ができていた。
 暑さをしのぐためには冷たい食べ物が良いだろうと、かき氷も一緒に提供。会員らは「お昼にカレーはいかがですか」「いっぱい食べて栄養を付けてください」と呼び掛けながら心温まる料理を手渡した。
 食欲をそそる香りに、両親と一緒に通りかかった児童は「食べたい」と笑顔を見せ、カレーを口に運んだ避難者は「おいしい」と頬を緩ませた。
 29日から祖父母らと避難している小学6年生の男子児童は「初日は車中泊でした。カップラーメンばかりだったので、カレーを食べれてうれしいです。復興したら恩返しをしたい」と話していた。
 また、途中で氷川町の西村裕教育長が到着し、発災当時や現在の状況などについて意見交換。今後は復旧・復興の状況を見ながら必要に応じて支援を続けるという。
 竹長会長は「人吉の隣町だったので急いで駆け付けました。避難している皆さんが笑顔で受け取られ、やって良かったと思いました。これからは被災地の要望を聞きながら支援に当たりたい」。
 本田委員長は「体だけでなく、精神的にも疲れがピークに達する時期。6年前の水害を経験したからこそ、早期支援が必要と思い炊き出しを行いました。私たちが受けた恩に報いるためにも引き続き支援していきたい」と話している。
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