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75チーム出場し白熱レース 奥球磨男子駅伝競走大会(2026/10/05) (2026/10/05)
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一斉にスタートする選手たち
 全国トップレベルの高校、大学、実業団の選手たちが奥球磨の地を駆ける「第5回奥球磨男子駅伝競走大会」は4日、多良木町役場を発着点に4町村を舞台とした42.195キロのコースで開かれ、過去最多の75チームが出場した。高校の部(7区間)は小林高校A(宮崎県)が2時間2分44秒で総合優勝を果たし、大学、実業団の部(4区間)は國學院大学(東京都)が2時間3分33秒で栄光をつかんだ。

 一般財団法人熊本陸上競技協会、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村主催、本社後援。
 レース前日の3日は多良木町多目的研修センターで、出場チームの監督や協賛企業、関係者らが出席して開会式が行われた。
 主催者を代表し、水上村の中嶽弘継村長が「令和8年熊本地震が発生し、被災地に明るさや元気を届けるという特別な思いを持って第5回目を迎えることとなった。これからさまざまな大会も控えており、日ごろの練習の成果を見せる絶好の機会としてパフォーマンスを発揮していただければ」などと歓迎。
 同陸上競技協会の奥山幸男副会長は「7月28日は震度7の地震に見舞われ、約8万戸の家屋に被害が出ている。連日、復旧復興に取り組まれており、そういった方々に元気と勇気を与える素晴らしいレースを展開していただければ」とあいさつ。地元の球磨工業高校の中村心人主将が選手宣誓し、レース当日に向けて熱を高めた。
 大会当日、選手たちは多良木役場前の国道219号に設けられたスタートゲートに集まり、チーム関係者や応援に駆け付けた地域住民が見守る中、午前9時半、号砲に合わせて一斉にスタート。
 例年、10キロほど進むと数人で構成された先頭集団や中団など複数に分かれた集団が形成されていたが、序盤は大きく集団が崩れることなく、前に飛び出そうと仕掛けた選手の動きにも他の選手たちが即座に反応し合うなど、独走を許さない展開がしばらく続いた。
 10キロ時点で約20人の先頭集団が形成され、中継地点が近づくにつれて上位を獲得しようと互いにスパートを仕掛け合い、九州学院高校の田中允紳選手や東京農業大学第二高校の加瀬唯翔選手が飛び出すも大きく差は付かず、中継地点に次々と選手たちが飛び込みたすきがつなげられた。
 1区は大きく差がつかなかったが、4区間を走る大学、実業団に対し、7区間を走る高校生ランナーたちは3キロの2区、5区などと短い距離を生かして勢いをつけた走りを見せたり、3区を走る國學院大学の田中愛睦選手がごぼう抜きの走りで先頭に迫り、トップを走っていた小林高校の上田充琉選手を抜いて1位に躍り出たりと入れ替わりが多い展開となった。

●郡市出身高校生も力走
 高校の6区では、水上村出身で小林高校の谷山凌太選手が地元水上の地を駆け抜け、先頭のままアンカーの野口琉太選手にたすきをつなぎ、次いで、2位を走る九州学院高校のアンカーを務めたあさぎり町出身の杉山力斗選手が野口選手を一度は抜くも、沿道からの大きな声援も行き交う中、負けじと食らいついた野口選手が杉山選手を抜き返す気迫のこもった走りでゴールテープを切った。
 レース後、野口選手は「目標としていた優勝を達成できて良かった。中学校時代から杉山選手はライバルで勝負するのを楽しみにしていた。杉山選手に先にスパートをかけられたが、相手の呼吸を見ながらラストでもう一度スパートを仕掛けた。今後は県大会で新記録での優勝を目指していきます」と話していた。
 上位3チームの成績、区間賞は次のとおり。
【高校の部】
①小林高校A(赤崎海太、荒木琉偉、竹田櫂司、上田充琉、岩田健志、谷山凌太、野口琉太)2時間2分44秒
②九州学院高校 2時間2分53秒
③東京農業大学第二高校 2時間3分56秒
▼区間賞
▽1区
 加瀬唯翔(東京農業大学第二)29分28秒
▽2区
 荒木琉偉(小林A)8分15秒
▽3区
 久保和寛(九州学院)23分39秒
▽4区
 宮崎祐太朗(東京農業大学第二)23分51秒
▽5区
 山崎侑樹(九州学院)8分15秒
▽6区
 永本湊士(九州学院)14分50秒
▽7区
 野口琉太(小林A)13分45秒

【大学、実業団の部】
①國學院大学(和久井夏輝、吉田蔵之介、田中愛睦、塚本瑞起)2時間3分33秒
②創価大学A 2時間3分41秒
③青山学院大学A 2時間4分46秒
▼区間賞
▽1区
 八田聡良(創価大学C)29分28秒
▽2区
 榎木凜太朗(創価大学A)32分22秒
▽3区
 栃木渡(ひらまつ病院B)31分52秒
▽4区
 ベナード・キクンビ(創価大学B)28分17秒
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