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関係悪化し中国人急減 夏目効果でV字回復も 人吉市観光案内所(2026/04/27) (2026/04/27)
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昨年度の外国人客受入数
 人吉駅構内の「人吉市観光案内所」は、過去10年間のインバウンド(訪日外国人客)の受け入れデータを発表した。令和2年7月豪雨災害などで激減した外国人客数は、アニメ「夏目友人帳」のモデル地巡りを追い風に被災前の水準へと力強い回復を見せていた。しかし、昨秋以降、緊迫化する日中関係の余波を受けて、最大の顧客である中国人客が急減しているのが分かった。

●コロナと豪雨災害で激減
 案内所のインバウンドデータは、そのまま人吉市の苦難と再生の記録となっている。
 2017年から2019年にかけて年間約2500人規模で安定していた外国人客は、2020年の豪雨災害と新型コロナ感染症によるパンデミック(世界的大流行)の直撃を受け、2021年度にはわずか33人にまで激減した。
 しかし、そこからの回復は目覚ましかった。2024年度に1294人、最新の2025年度には1675人と、被災前の水準へ着実に歩みを進めている。この驚異的なV字回復をけん引したのが、人気アニメ「夏目友人帳」のファンたち。
 2025年度の国別データを見ると、中国(986人)と台湾(281人)で全体の約75%を占める。現場の案内所スタッフによれば「外国人客の案内業務のほとんどがモデル地巡りに関連している」。中華圏のファンにとって人吉は「人生で一度は訪れたい特別な場所」として、強い作品愛が安定した集客をもたらしてきた。

●案内所から消えた中国語
 順調に見えたインバウンドの回復基調。しかし、そこに突如として冷水を浴びせたのが国家間の政治的な緊張。
 2025年度の月別データを見ると、ある異変に気づく。10月に118人を記録した中国からの来訪者が、翌11月には34人へと約70%も急落した。
 背景にあるのは、当時の高市首相による安全保障上の発言である。台湾有事に関する「存立危機事態」の該当性への言及を契機に、中国政府が内政干渉だとして猛反発。事実上の報復措置として、国民に対し日本への渡航自粛や団体旅行の中止を呼び掛けた。
 戦後最悪ともいわれる日中関係の悪化が、一地方都市である人吉の観光窓口を直撃した瞬間だった。「純粋なアニメファン」という草の根の文化交流であっても、国家の強硬姿勢という巨大な壁の前に阻まれた。
 中国からの客数は12月35人、ことし1月23人、2月24人、3月41人と低迷が続いている。

●相談の実質8割ファン
 日本人を含む全体の総相談件数は2022年度の8513件から、2024年度には過去最高の1万5119件を記録。
 中でもアニメ「夏目友人帳」関連の相談は、2022年度の20.4%から2024年度には48.4%へと倍増し、観光の主軸に成長した。
 統計上の数字以上に注目されるのが、現場が感じる「実質8割」という高いシェア。
 案内所によると、直接的なアニメ関連の相談以外にも、目的地案内や食事処、レンタサイクルといった項目の多くが、実際にはモデル地巡り目的の来訪者によるもの。案内所では「食事や交通手段の確認も含め、来訪者の7~8割がファンである実感」と分析している。
 さらに、ことしは、1月に発売された「るるぶ夏目友人帳」の効果も大きかった。
 作品放送から15年以上が経過してもなお衰えない集客力は、人吉の風景が作品の一部として全国のファンに定着していることを物語る。
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