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熊本市で集会開き訴え 流水型ダム建設に反対する市民団体(2026/04/21) (2026/04/21)
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ダム反対のパレードでコールする参加者
 国が来年度の本体着工を目指す川辺川の流水型(穴あき)ダム計画。令和2年7月豪雨から6年を前に、反対する流域住民の不安と怒りが沸点に達している。19日、熊本市の辛島公園で開催された「いのち輝く清流守る!わかば集会&パレード」には、人吉球磨地域をはじめ県内外から約400人が集結。「ダムでは命も清流も守れない」との切実な訴えが街に響き渡った。

●声なき住民の思いを背負う
 主催は、ダム建設に反対する各市民団体でつくる実行委員会。
 集会で浮き彫りになったのは、被災地の複雑な胸中と「沈黙の分断」。人吉市で被災したカヤック愛好家の川邉敬子さんは、復旧過程で行政支援を受けた恩義などから公に反対の声を上げられない住民が少なくないと指摘。
 「会社や周囲に迷惑を掛けられないと泣いた友人の思いも背負ってここに立っている」と語った。

●ダムに翻弄された村の声
 「時代はアップデートされているのに、ダム計画だけが昭和のままゾンビのように生き残っている」。そう批判したのは五木村出身の黒木俊介さん=福岡市=。原風景が失われる危機感から初めてマイクを握った。
 「かつて6000人いた人口は900人を切り、今春の中学卒業生はたった1人。いつ沈むか分からない不安に村は60年間翻弄されてきた」。4900億円の巨大予算は村に人を呼び戻すために使うべきだと訴え、「生後7カ月のわが子に、一緒に遊べる川辺川を残したい」と親の願いを口にした。

●山の荒廃とアユを守れ
 治水のあり方そのものを問う声も相次いだ。山江村の林業、松本佳久さんは、水害時に流出した岩や流木は「山の手入れの遅れ」が原因だと指摘。巨額の予算は健全な山づくりに使うべきだと現場の正論をぶつけた。
 川漁師の吉村勝徳さんは、流水型ダムが清流に与える致命的な打撃を懸念。国から球磨川漁協組合への漁協補償金に対し、「お金はいらない。アユを育ててくれ」と、19年連続水質日本一の川辺川と共に生きてきた職人の誇りを見せた。

●人吉で反対署名 過半数への挑戦
 最大受益地とされる人吉市での具体的な動きも報告された。ダム中止を求める署名活動を率いる林通親さんは、3月から有権者の過半数を目指して戸別訪問を開始。約2000件を回り、半数弱の署名を得たという。
 「もう決まったことと諦める声もあるが、対話を重ねる中で署名に応じてくれる被災者も多い。直接会って話すことが着工を止める道だ」と支援を呼び掛けた。

●街中に響く力強いコール
 集会では「気候危機の時代、ダム偏重の治水では水害を防げない」「川辺川にダムは絶対に造らせない」とする宣言文が拍手で採択された。
 終了後、参加者はアーケード街へ。「清流川辺川にダムはいらない」と力強いコールを響かせながら歩いた。
 実行委員会の板井八重子さんがあいさつで引用した潮谷義子元知事の言葉がある。「清流は未来からの預かり物」。板井さんは「なぜダムでは命と暮らしが守れないのか、しっかりと訴えていけるように」と呼び掛けた。
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