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球磨村商工会青年部と球磨中央高校が業務契約を締結(2026/10/17) (2026/10/17)
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業務契約を交わした球磨中央高校の生徒会
 球磨村特産のジビエ(野生獣肉)の魅力発信と新たな地域資源の創出を目指す球磨村商工会青年部(坂田聡部長)は6日、錦町の球磨中央高校で、同校育友会とイベント協力に関する業務契約を締結した。同校生徒会(吉田湊音会長)が料理にとどまらず、皮や骨、牙まで一頭丸ごと生かす高校生ならではの8つの商品アイデアを提示。11月14日に同村のJR一勝地駅構内で開かれるイベント「W・G・M(ワイルド・ゲーム・ミート)In球磨村」でのお披露目を目指す。

 同イベントは「大自然の旨いを喰う、知る、学ぶ」を合言葉に、有害鳥獣の利活用と豪雨災害からの地域再生を目的に同青年部が初企画した。村内では鳥獣被害が深刻化し、2024年度の農林業被害額は約6775万円に上る。捕獲個体の多くが埋設処分されてきた「負の遺産」を「地域の宝」へ転換しようと、本年度村内に開設されたジビエ解体処理加工施設の高品質な肉を強みに、特産品開発や交流人口の拡大を図る。
 青年部の呼び掛けに応じた同校では、1、2年生の新生徒会執行部を中心に検討を開始。9月1日の2学期始業式で全校生徒にアイデアを募り、集まった多数の意見の中から8案を厳選し、解説イラストを添えてまとめた。
 提案内容は、一勝地みそを使った「猪肉味噌入り辛子蓮根(ジビエれんこん)」やしょうが焼き、ジャーキー、缶詰といった食品。さらに、鹿革・猪革の「キーケース」、魔よけのお守りになる「牙キーホルダー」、ペット市場に着目した無添加ドッグフードや大腿骨を使った「犬用噛むおもちゃ」など、命を余すところなく活用する。

●商品化へ地元シェフ協力
 料理案は地元シェフらでつくる全日本司厨士協会人吉支部(田山善久支部長)が試作や調理を担当し、商品化を進める。生徒会は今後、駅の視察やホームのPOP装飾、学校公式インスタグラムでの広報を展開し、当日は一般生徒も募って会場運営に参画する。
 吉田会長は「全校生徒の声を形にできた。当日は駅の装飾や運営に生徒一丸で取り組み、球磨村を盛り上げたい」と意気込む。赤峯達雄校長は「生徒が自発的に手を挙げてくれた。地域と深く関わり成長してほしい」と述べた。
 坂田部長は「深く考え抜かれた案に驚いた。商品化できれば地域の新たな名物になる。生徒と力を合わせ成功させたい」と力を込める。
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