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言葉や文化越えた共助へ 外国人住民防災セミナー(2026/11/05) (2026/11/05)
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「防災まちあるき」で県道のアンダーパスを見学
 熊本県主催の「外国人のためのやさしい日本語で学ぶ防災セミナー」が1日、人吉市東西コミセンで開かれ、参加した郡市在住の外国人たちは6年前の水害や避難所での過ごし方について学んだ。
 全国各地で大規模災害が起こる中、新たな課題となっているのが被災した外国人への対応。特に避難所では、言語や文化の違いによる戸惑いやトラブルも少なくない。
 近年、技能実習生を中心に県内や郡市でも外国人が増えており、地元住民と相互理解を深め、災害時に避難しやすい環境をつくろうと、昨年の益城町に続いてセミナーを企画。Team防災執事が運営を担当し、熊本県国際協会が協力した。
 当日は、郡市在住のベトナム、フィリピン、バングラデシュ、アメリカ、メキシコなど各国の外国人と日本人計54人が参加。
 Team防災執事副代表で防災士の渡辺志保さん(人吉市)が講師を務め、円になって自己紹介後、「防災まちあるき」に出発した。
 6年前の豪雨で水没した近くの県道のアンダーパス、氾濫した山田川を見学し、当時の被災写真を提示しながら水害の状況を説明。外国人たちは、復旧した現在の様子との違いに驚いていた。

●分かりにくい日本語
 その後、同コミセンに戻って避難所の過ごし方を体験。
 避難所で掲示される消灯時間や土足厳禁などの案内や注意文について、外国人たちからは「漢字が多い」「絵がほしい」など、分かりにくいとの声が上がった。
 日本人に対して「避難所に外国人が来た時にどうやって教えますか」と投げ掛けると、参加者は言語や文化の違いによる課題を認識し、文章を絵にしたピクトグラムを作って外国人へ披露。
 外国人には「大地震が起きた時にスマートフォンが使えません。どうしますか」と問い掛け、災害伝言ダイヤル「171」を説明した。参加者は自分のスマートフォンを使って録音し、災害時の伝達方法を確認。また、お湯を使った非常食を試食し、日本で災害に遭った時の対応へ理解を深めていた。
 スリランカから4年半前に来日した相良村在住のタリンさん(24)は「いろいろなことを教えてもらって面白かった」、タリンさんら多くの外国人を受け入れている(株)白砂組(相良村)の税所彩香業務推進課長は「日本語で伝えることが課題だったが、伝え方のやりとりが分かった」。
 講師の渡辺さんは「日本語は世界の中でも難しい言語で、外国人には分かりにくい。こうした体験会を自治体に提案していきたい」と話している。
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