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「恋人の聖地」に選定 観光鍾乳洞では全国3カ所目(2018/04/25) (2018/04/25)
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「恋人の聖地」の拠点となる球泉洞
 球磨村大瀬にある観光鍾乳洞「球泉洞」と球磨村は、4月1日付けでNPO法人地域活性化支援センターの「恋人の聖地」に選定された。人吉球磨で初めて、熊本県で3カ所目、観光鍾乳洞としては全国3カ所目。3億年の歳月が築いた地底の神秘を一生の思い出の地に―。球泉洞を拠点とした新たな魅力づくりに期待が高まる。
 「恋人の聖地」プロジェクトは、全国の観光地域からプロポーズやデートにふさわしいロマンチックな場所を選定。恋愛、結婚、プロポーズを観光と結び付けることにより、地域の新たな魅力づくりや活性化、情報発信への波及に貢献する。
 現在、全国で139カ所の観光地域が選定されており、熊本県では今回の「球泉洞/球磨村」が水俣市の「恋路島を臨む親水公園」、下益城郡美里町の「ハートが出来る石橋」に続く3カ所目の認定。
 同じ観光鍾乳洞で選定されているのは、岩手県の「龍泉洞~初恋水・百恋水~」と福島県の「あぶくま洞」。趣旨に賛同し、啓発に貢献する企業や団体が対象の「恋人の聖地サテライト」を含めても全国で4カ所という。
 同法人は「球泉洞を中心とした村を挙げての申請。選ばれたばかりで既存の魅力を軸にどう展開されるかこれからが本番。ぜひ村内各地に広げてほしい」と期待を寄せる。

●撮影スポットを検討
 鍾乳洞は、サンゴ礁や貝殻、魚の骨などを含む海底が隆起した石灰岩地帯だけに生まれる自然の造形。雨や地下水がカルシウムを解かし、洞穴や結晶の鍾乳石などを形成する。
 球泉洞は、昭和48年に愛媛大学探検部が発見し、球磨村と同村森林組合が合同で調査を実施。日本列島が形成されるより昔、3億年前から長い歳月をかけて育まれた全長約5㌔の神秘的な世界は九州本土最大を誇る。
 全国的にも例が少なかった森林組合による開発、観光事業として同50年に開洞。500㍍ほどを一般公開し、探検コースのハート型の石、球磨焼酎を最長20年間熟成できる球泉洞スピリアルなど、恋愛や記念にぴったりな既存の企画もある。
 森林組合1団体や球泉洞1施設ではサテライトの選定対象となるため、球泉洞を村内全体の観光の拠点と位置付けて同村が申請。選考の結果、人吉球磨で初めて選定された。
 今後、5月29日に全国の聖地と同じ金色のプレートが授与されるほか、同組合ではモニュメントや撮影スポットの設置を検討。「新たな取り組みを考えながらも、自然の姿そのままの美しさを残して生かしたい」と話す。
 一方、同村は国名勝の神瀬石灰洞窟をはじめとする小規模な鍾乳洞が点在し、石灰洞窟の中には縁結びの神様として親しまれる熊野座神社、ほかにも棚田やラフティング、温泉など、自然と観光、交流を結んだ新たな魅力づくりに取り組む。
 同組合の大岩精一組合長は「人吉球磨で唯一の選定は柳詰正治村長をはじめ、関係各位の尽力のたまもの。球泉洞と球磨村が選ばれており、今後は球泉洞のみならず球磨村として広くイベントや観光PRなどの活動を村や関係団体と共に行い、お客さまの一生の思い出の場所づくりに努めたい」と話している。
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