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  • 2019/03/30 (土)
  •  県内では、統一地方選挙の前半戦として昨日告示された県議会議員選挙。上記にあるように人吉市、球磨郡とも無投票で現職3人の再選が決まった▼気になるのは、人吉市区が3期12年、球磨郡区は2期8年続いている点。現職に対する信任の表れともいえるが、無投票が続くことで有権者の投票体験が減り、県議の存在感や県政に対する関心が薄れていくことは否めない▼平成15年の人吉市区では新人4人が立候補。川辺川ダム建設計画の是非を巡る争点もあり有権者の関心が高かったのを思い出す。今回は早くから対抗馬のうわさもなく低調ムード。外回りの先々で県議選があること自体知らない人が多かった▼国政では安倍政権の一強が続き、県議会も保守王国を象徴するように与党が大勢を占めて久しい。4年後も無投票が続くようであればさらに関心は薄れ、人口減少の中、区割りや定数見直し論が上がりはしないか▼県議選後の4月は後半戦の首長と議員選挙。特に県内唯一の市長選となる人吉市は現職と前職の一騎打ち。11日にはひとよし球磨青年会議所主催の公開討論会が開かれる。新元号で始まる今後4年間を誰に託すのか。判断の好機に。

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