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  • 2019/01/29 (火)
  •  あくまで私見だが、人生とは経験であり希望と悔恨の連続、出会いと別れの集合体だ。よって、集う人との“縁”が構造体の基礎となる▼星空が際立つこの時季。社会での対人関係を宇宙空間に例えれば、無数の星々(人)が日々、常に引き寄せ合い衝突を重ねている。その連続性が惑星を生み、適度な距離を育み惑星間構造を作る。まさに“縁”のなせる業▼そんな“ゆかり”があった。本日より寄稿連載開始の琉球大学、武井弘一准教授だ。そのイケメンぶりはさておき、人吉市の出身で友人多数。笑顔を絶やさず弁も立つ彼に憧憬しつつ、その有縁に感謝▼しかし別れの報もある。カトリック人吉教会司祭を務めたエーモン・ホールガン神父の逝去だ。球磨弁を使いこなし、郡市を愛した“元ガイジン”との有縁はわが人生の宝であった▼縁といえば統一選。Xデーに向けて時が進むほど、支持者の色分けと軋轢が増す。さらに水面下の動静が臆測を呼び、要らぬ“熱”を招く。4年に一度の定例行事では、社会特有の人生動態が垣間見える▼人と社会は有縁無縁の集合体。それ故、中身の良悪は別に、どこかで結合し作用し合うものだ。経験と希望、そして悔恨は尽きぬ。

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