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  • 2019/01/07 (月)
  •  ことしも例年同様に百八の煩悩を振り払う名寺の鐘の響きをテレビ放映で聞きながら、自宅で新年を迎えた。若いころは年が変わって間もなく、青井阿蘇神社に参拝していたのだが、年齢を重ねるにつれ参拝は昼間に変わった▼正月三が日は、行く先々で「明けましておめでとうございます」のあいさつと近況報告に続き、「選挙はどうなってますか」と聞かれ、4年に一度の“選挙”の年の始まりを表しているように思えた▼その地方選は、3月に県議選、4月に5つの首長選と4つの議会議員選が行われる。郡市民の関心も徐々に高まり、噂が噂を呼び、尾ひれを付けて歩き出すなど話題はすでに選挙図式にまで及ぶ▼県議選は人吉市、球磨郡とも現状では無風。「人吉市が3期連続、球磨郡が2期連続の無投票では」という話がもっぱら聞かれるが、この先どう転んでいくのか分からないだけに注視したい。夏には参院選と錦町議選、秋は五木村長選と続く▼ことしは選挙だけではない。新天皇の即位によって「平成」は4月で終わり、5月から新元号に変わる。一つの時代の区切りを迎え、新たな時代が始まる。前半の半年は取材する側にとって猪突猛進の年になる。

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