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  • 2026/10/03 (土)
  •  国宝・青井阿蘇神社の秋季大祭「おくんち祭」が、きょう開幕した。大同元(806)年の御鎮座から数えると、実に1220年の歴史を刻んできた。11日までの9日間で“青井さん”の誕生日を盛大に祝う▼筆者は同神社近くで幼少期を過ごした。近所の友人と境内で遊んだのが懐かしい。国宝級と知らなかったとはいえ、貴重な文化財の周りで遊べたことは良い思い出▼先月開かれた「おくんち祭」の勉強会で、福川義文宮司の講話を取材した。祭りが続く要因として、行政や団体の協力による子どもや若者が参加できる環境づくりを挙げた。9日の神幸行列に合わせて学校を休業日とし、子ども神輿や吹奏楽、鼓笛隊などで参加。ボランティアスタッフとして運営に携わる生徒もいる▼福川宮司いわく、おくんち祭は年に一度の地域の編み直し。「伝統文化に新たなものを加え、また新しい伝統にしていく」と説いた。神幸行列が町おこしのために市街地を回るようになったのも時代の流れだった。先人の思いをひもとくのも興味深い▼ことしは行列の終盤にパフォーマンスエリアが設置される。各団体がどんなアピールをするのか、今から楽しみ。

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